会津キリシタン研究所

2015/04/28(火)20:23

秩父の金昌寺

キリシタン(16134)

                   【秩父の金昌寺】 これも金昌寺で撮った写真です。手前の「観音菩薩」石像ですが、下腹部が膨らんでいます。会津にも同じような「観音菩薩」石像が墓地に残っている村がありますが、こうした「観音菩薩」石像を所長が「孕み観音」と命名しました。小生はメタボだと思っていたのですが‥‥‥ 城の石垣などで、石垣の中央部が迫り出してくることを「孕み」と言いますが、その話を車の中でしていたので、所長は「孕み観音」と命名しました。この孕み観音が残っているところは、比較的狭い範囲ですが、その一帯には伊那高遠の香りが残っています。しかし、伊那高遠では孕み観音に出会ったことがありません。 こうした不思議な「観音菩薩」石像を建立する習慣は、キリシタンが広めたというよりは、石工が広めたのであろうと小生は考えています。ですから、会津の山の中に残っている孕み観音と同じような「観音菩薩」石像が秩父にまで伝わっていたのであろうと思われます。何回も書いていますが、観音菩薩は菩薩ですから、妊娠することはありませんし、出産して授乳することもありません。一見、観音菩薩に見える像に乳房があったら、それは間違いなく聖母マリア像です。 今朝もかなり早く起きだしてきたので、睡魔が襲って来ました。夜明け前に目が覚めても、二度寝が出来ないので起き出してしまいます。そう言えば、昨夜はどこかの墓地を歩いている夢を見ました。

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