中山道 牛首峠
【中山道 牛首峠】 これは、最初に開削された中山道の牛首峠で撮った写真です。下の写真の背景に写っている路が初期の中山道だそうです。自動車で通れる道は小生が写真を撮っているところにあります。ただし、木曽路に出るまでに、車がすれ違うことが出来る個所は、それほど多くはありません。軽自動車同士でも難しいと思われる道幅しかありません。 それでも、この峠を越えることによって、秀忠の軍がこの峠を越えて木曽路で道に迷ったことが理解できました。あの時代の路はこうしたところが数多くあって、本来の路を外れる可能性が高かったのであろうと思われますし、長槍をもってこうした山道を歩くことはかなり大変だったであろうと思わされました。 「けものみち」という言葉がありますが、あれは「路」ではありません。「獣しか通らないようなところ」を意味します。小生たちはそうしたところを歩くことを「藪漕ぎ」と呼んでいました。出来れば、通りたくないところです。おそらく、秀忠の軍がこの峠を越えた時には、藪漕ぎに近い状態だったのであろうと思われます。当然、馬に乗って通ることは出来なかったであろうと考えられます。 そろそろ朝餌だそうです。夜中には強い風が吹いていたのですが、今は静かになりました。今日も段ボール箱と格闘したいと思っていますが、箱の高さが大分低くなりました。今日は『徳川實紀』の残りの部分を探し出せるかもしれません。