飛び込みライブ
初めてのFIDDLER飛び入りライブをやって来ました!仕事帰りのため、2人とも背広で直行です。ライブ前キョロキョロする青いか。PAの勝手がわからないので、ERIC先生に全て機器操作はおまかせしました。うちら、使えない生徒達です。さて、今回のいかは前座で、出来るだけ盛りあげろーという役目をおおせつかりました。店の中はほとんど外国の方です。ドキドキしながら、演奏開始を待ちます。数人のお客様の中で8:40演奏スタート。演奏クレジットは、1:ALONE2:RIVER3:JIRO~All of your night4:My Way(A MI MA NERA)ALONEを緩やかにスタート。べちゃくちゃ、会場はうるさいです。次にRIVERを始めると、おしゃべりがピタと止まった。受けが良かったのかな。みんなの目がこっちを真っ直ぐ見ている。よしっ。しめしめ。3曲目のWHITE SNAKEのカバーは久々です。照明が暗いBARに合いそうなブルース風な曲を選んで演奏してみました。そして、定番のMY Way で締。またちょっとざわざわ。うーん。しくったか。でもRiverの受けが良かったみたいなので、非常に嬉しいです。ん~70点かなという感じでKEVINにバトンタッチ。もうちょっとリズムの安定と曲と曲の間のステージ運びを考えないとなあーという宿題です。相変わらず、イケメンです。KEVINの世界は好きです。ボソボソ歌う、この感じは、飲み始め → ほろ酔い過程よりも、酔い → 泥酔 の間にじわじわ効いてきます。トランスする感じなんすね。リズムがちょっと変調子。悪く言えば、俺と同じで一定にキープ出来てない。でも、これがかえってKEVINのシャイでけだるい心情を表していていい味なんです。下手にリズムがきっかりきちんとしていると、POPS調になって、この良さ死んでしまう気がします。不思議なもんです。リズムキープすればいいというもんじゃないんすよ。一定じゃない粗いリズムがサブリミナルに効いてきて、トランスさせる。馬鹿にしてるのでは決してないです。KEVIN節という確立したリズム感がサイケな感じでニクイのです。そして、んー。相変わらずいい声してます。いいなあ。そして、トランスからハッと気がつくと、BAR内は3,40人のお客さんで埋め尽くされ、満員御礼状態です。さあ、そして、ERIC先生です。先ずは、浅草JUZZフェスタの候補曲(俺が好きだった方)のメロディーが流れてきます。いいっす。ERIC先生も進化してるんですよー。いつも完璧な演奏と感心するんだけど、こないだのカミカゼより格段に上手くなっているんです。なんで??大熱狂の中、第1回目終了。そして、2回目の演奏。辺りがおしゃべりしだし、やや騒がしくなっていた時、先生への試練が待っていたような気がします。ERICは演奏力が完璧なだけに、「惹きつけ続ける」にはどうすればいいかというハイレベルな試練です。というより、難しいです。これは自然発生する現象だと思うんです。お客はお酒を楽しみに来ているからです。それは、演奏を聴くだけじゃなく、BARでおしゃべりしたり、はしゃいだり、楽しみに来ているという事実です。だから、お客がなにげなく演奏者を無視しておしゃべりを続けるということは、酒が進み、店が混むにしたがって、当たり前に発生するのです。プレイヤー側にとっては、これが非常につらいのです。もちろん、お店は混んでバンザイなんですが、非常にやりにくかったと思います。でも、これは試練ととらえるべきです。どんな完璧ですばらしい演奏でも、アコギ1本でやる以上、工夫しないと絶対飽きられるものです。しかも2回目の演奏だけに、この試練をどう乗り越えるか。そして、赤いか、酔っぱらった勢いでERIC先生にずうずうしく進言。(生意気言ってスンマセン。)「ERICー、辺りのお客に集中力がなくなった時、演奏のモチベーションを保ち続けるには、そこの中で熱心に聞いてくれている一人をステージから発見し、その人だけのために演奏するような気持で試してみて。」そう、赤いかは、ずっとERICの演奏を熱心に聞いているとある日本人女性を発見したのです。その人のために歌えば、周りのお客はERICの異変に気がつく。「なんで、ERICは一定の方向に向いて演奏してるんだ。それは誰だ。」なーんていう関心が、更にERICワールドへの関心に結びつくのではと思ったのです。まあ、これは俺だけの深読みでしょうけど(^-^)。。。。全体に向かって歌うのではなく、一人に聞かせるように歌うこと。それが結局全体に「聞かせる歌」となりうるのではないでしょうか。p.s.なんか、逆にKEVIN、ERIC先生に盛り上げてもらって、BAR内の外人の皆さんから、「IKA」 「IKA」と異様に連呼してもらいました。こそばく嬉しかったです。いい経験しました。そして、いかに曲を提供してくれている、いっちゃんより嬉しいメール。「また曲たまったんで、送るぞー。」RIVER、大好評でしたよ~!