所属する日本弱酸性美容協会の 毎年恒例になっている植樹が今年も
滞りなく終了しました。
22日 中部支部は総勢22名。バスで群馬県水上温泉に
7時間半かけて到着。
そこで長野 栃木 埼玉 群馬 神奈川 東京 遠くは山口県からの
泊まりで参加する方達と合流し 宴会 交流を図ります。
NPO日本弱酸性美容協会は 作家の倉本聡さんを議長とする
ccc(自然・文化創造会議/工場)
http://www.ccclub.jp/index.html
の方々の協力を得て 「みんなで育てよう 未来の森」をスローガンに
23年間 植樹を行っています。
役員の方だけで始めた植樹が 8年前から会員へと広がり
私も今年3回目のお手伝いです。
私達はお客様の体の老廃物を出す仕事なので 心ならずも川を汚す
結果となり 少なからず自然への罪悪感があります。
森に木を育てる事で川が浄化し わずかでも環境作りにお手伝いが
出来れば痛む胸を自らの手でいくらか癒す事が出来ます。
ブナの実がなるのが8年から10年に一度 その実がなるまで50年。
1000年かかる自然のブナ林が 植樹に頼れば600年に短縮出来るとか。
cccの方の話は気の遠くなる話ですが かつて 歩いた事のある
京都の芦生の原生林のブナやトチの大樹を思い出し
そして私達が創り出そうとしている未来の森に思いを馳せながら
興味深く聞きました。
芦生の森 京都大学の演習林にて (2005年) 芦生熊子と申します
23日 国有林 みなかみの森へ入ります。
23年前 利根川の上流 奈良俣ダムの建設の際 掘り出された土で
出来た ジュバンスの森へ 当日到着する東京の山崎伊久江美容室の
若手スタッフ等 総勢230人が集合し この日植えた苗木が2300本。
草の繁った斜面ですべらないよう足を踏ん張り
ペアの1人が 日頃はコームとハサミを持つ手に 鍬を持ち 穴を掘り
もう1人が苗木を植えていきます。
ダムの土は石がゴロゴロ その石を砕きながらの穴掘りは重労働です。
6,7mも雪に覆われる森に苗木を根付かせるには 深く穴を掘り
しっかりと土を被せ 足で踏み固めて植え込みます。
午前中で植樹を済ませ 中部支部のバスはすぐさま出発。
自分達が植えたどの木もこの地にしっかりと根を這わせ やがて私達の
子孫の時代 未来の森を潤わせて欲しいと願いをこめ 森を離れました。
お昼のお弁当をバスの中で頂きながら 途中 天然きのこ 温泉饅頭等
お土産を積み込み 重量を増したバスが 長い復路を名古屋へと
帰り着いたのは9時を半分も回っていました。
今年は紅葉がやはり少し早かったものの 時折真っ赤なカエデの葉に
歓声を上げ 植樹ツアーにあやかった 温泉 宴会 紅葉を楽しみ
より深く 会員通しが親交を深めた意味ある慰安旅行さながらの
旅でした。