2011/04/27(水)20:15
英国王のスピーチを観たよ
今日の夕方の岩手山です。雨が上がって、西の空が少し赤く染まっていました。今日と明日は休日です。週明けに、職場でちょっとしたトラブルがありかなり凹んでしまっていましたのでこの二日間は、良い心の休養になると思います。 さて、日曜日に娘と観た映画「英国王のスピーチ」久々に良い映画を観たなあ、という感想です。これからご覧になる方のために、詳しい内容は伏せますが観ている人たちが大笑いする場面が随所にあったことに少し驚き、同じく大笑いさせていただいた私はとても嬉しくなりました。そして、この映画が誕生したいきさつがとても興味深かったので、ちょっと紹介します。 子どもの頃、王と同じ吃音に悩んでいたイギリスの脚本家デヴィット・サイドラーは、親から子どもの頃吃音を克服したジョージ6世のスピーチを良く聴かされていたのだそうです。サイドラーは脚本家になってからジョージ6世についての脚本を書きたいという気持がずっとありました。でもジョージ6世の妻であるエリザベス皇太后が存命中には、脚本は書かないと約束したのだそうです。え?誰と約束したの?ま、まさかエリザベス皇太后とですか~???皇太后が2002年に101歳で亡くなった年にサンドラーは自分がガンを患っていることを知ります。闘病中に彼が書いた脚本は、舞台用でしたがその脚本が、彼がイメージした言語療法士役のオーストラリアに住むジェフリー・ラッシュの手に渡りラッシュの要望で、映画用の脚本になったのだそうです。映画は2010年に公開され、大ヒットしました。サンドラーは、73歳にしてやっと脚本家として花開いたというわけです。 う~~~ん、素敵な話です。人生あきらめちゃいけないのね。このブログを書いていたら、ちょっと元気になりました。 ジョージ6世役のコリン・ファースは、どこかで見た方だわと思ったら「真珠の耳飾りの少女」のフェルメールだった!あのときは長髪でワイルドな感じでしたがこんなに上品な役もやれるんですね~さすがイギリスの名優!ジェフリー・ラッシュも良い味出していました。やっぱりイギリス映画は良いね~