大阪のとあるお店で販売していた看板(?)です。
関西では知らない人がいないと言っても過言ではない
『くいだおれ人形』のくいだおれ太郎くんです。
彼は、関西では超VIPで
関西国際空港開港の折には
関西国際空港から飛行機に乗って海外旅行をしたり
阪神タイガースの優勝の時には
お店から拉致られて
ミナミの道頓堀川から
ジャンプさせられたりするほどです。
もともとの『くいだおれ』の意味は
「京の着倒れ、大坂の食い倒れ」という言葉が語源で、
京都の人は着物に、大阪の人は食べ物にお金を使い
こだわり、贅沢をするという意味の言葉なのだそうです。
堺・伏見の商人を集めてつくられた大坂の町は
もともと日本の都市文化を集大成したような町でした。
しかも古代以来、
都への入り口として
西日本の物資が集まる土地だっただけに
江戸時代には天下の台所といわれるほど
豊かな街になったのです。
このように豊かな商人が多いところへ
食材も豊かにそろった大阪の街は、
こと食べることに関しては
他の追随は許さない食の街として発展したのです。
今日の日本料理の技法も、
江戸時代の大坂で研究され完成したものです。
その『くいだおれ』をお店の屋号にし
『くいだおれ太郎人形』を置いたお店が
大阪の名物になって人形まで販売する
人気者(人形?)になるなんて~
でもこの『くいだおれ』人形を
買って自分のお部屋に
置く人がいるのかどうかは謎ですけれど・・・
わたしは遠慮したいですね~。
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