詩 ある日
穏やかな昼下がりカ-テンの隙間からは柔らかな日差しが差し込んでいる私は籐イスに座り静かに本を読んでいるBGMが遠くからかすかに聴こえ 私の耳に入り込む「あっ、あれは昔聴いた事があるような・・・」「確か・・コンドルは飛んでる・・じゃなかったかしら?」いつの頃の曲だったか「青春の想いでの曲・・・ふふふ」遥か遠くを見るように 私の頭の中は昔に戻っていく海辺をドライブしている私と貴方「そう・・・いつもこの曲がかかってたわ」貴方と一緒に過ごした幸せな日々窓から入る海風が少し強くて私は頬にかかる髪を押さえてた砂浜で波と戯れている私波の悪戯に逃げる私を追いかけてる貴方「映画のシ-ンのようだね」笑って言った貴方の言葉が今でもはっきりと思い出せるやがて日は落ち夜空にはダイヤの輝きよりも光ってた星が私達を照らす言葉はいらないただ二人で夜空の星を眺めていたふと我に返り足元を見れば愛犬のレオンが膝にじゃれついていた私は本を横に置き レオンを抱き上げる嬉しさいっぱいのレオンに愛おしさが沸いてくるしばらくするとレオンは大人しくなり私の膝の上ににチョコンと座っている私はゆっくり本を取り上げ 続きを読み始めたかすかに聴こえてたBGMも今は違う曲になっていた