2020/03/13(金)20:50
「だからこそ」の選択制別姓
2/26の「赤旗」新聞より。
選択制夫婦別姓の超党派勉強会を取材した記者さんの『発見』した、新鮮な当事者意見。
「夫は○○家長男、妻は△△家最後の子孫で墓守」というカップルの、
「先祖代々守ってきた『家名』を受け継ぎたい」
という訴え。
どちらもが一人っ子、というわけでなく、
「夫は長男だから『○○家の墓』を守る(~弟や姉妹は守る義務がない)」
「妻は最後の子孫だから『△△家の墓』を守る(~姉は嫁いで守らない)」
という理屈らしい。
で、「別姓」なら、『○○家』、『△△家』それぞれを継ぐつもりだろうが、
じゃあ、「その次」はどうする?
お子さんが一人っ子だと、○○家も△△家も継がなきゃならんし、
(二人以上産む義務のもと)
「お一人様」を選択する自由もないのか?
何十年の先延ばししたいだけか?
「超党派」だと、自民党基盤の人達からの要望も当然あるだろうが、
「封建的お家制度」の打破は目的でなく、
「お家制度存続」手段としての「別姓」に協力するのは本末転倒じゃない?
ということぐらい、記者さんは心得ていてほしい。
~韓国の別姓制度は、「そういう理屈」でできている。