ウインチ
単独での林道探訪にはウインチがあった方が安心です。金倉林道では脱出するまでの間、1台のクルマも通りませんでした。ウインチがなかったら、スコップとジャッキで土木作業をするか。偶然通りかかるクルマを待つか。携帯で助けを呼ぶか。いずれもダメなときは、救助を呼びに歩くしかありません。ただ、頑張って下山したところで藪の多い林道へ来てくれるレッカー車を見つけられるかは疑問です。ですから、単独での林道探訪の基本は、何があっても自力での脱出です。ちなみに、私の場合、スタックしそうな箇所へ挑戦するときは、必ずウインチのアンカーとなる立木があるかを確認しています。 ↑トップレンジャーF6000は最大牽引力2800kgの電動ウインチです。ワイヤーを引出す量が短い状況で4層目で荷重がかかる場合でも1650kgと、ジムニーを牽くには余裕のスペックです。私のF6000は、軽量化のためワイヤーを短くカットし20m仕様にしています。もっと軽くしたい人向けにはF6000Sというワイヤードラム幅の狭いタイプもあるそうです。ただドラム幅が狭いと、3層目4層目から荷重をかける機会が多くなりそうです。ワイヤーをファイバー製のロープに換えれば、さらに軽くできるんですけど、少々お高いです。 ↑これはラグオールというは軽合金製の手動ウインチです。以前、CCV誌のイベントで使わせてもらい、すっかり気に入り、同誌の通販で購入しました(現在は品切れのようです)。品質・使用感とも、それまで使用していたスチール製の安物とは比較になりません。たいへん使い勝手のよいウインチです。後ろへ牽きたいときや、万が一F6000がダウンしたときのために常備しています。