[私の主張]の記事一覧 | さて、どう生きていこうかな

「怒らない」ゲーム

今日はお客様が午後からなので朝の気分はゆったりモード。サロンのお仕事はだいたい11時～としているので、いつもゆっくりめでいいんだけど、午後からとなるとさらに気持ちに余裕が・・。だから、今朝は保育園に送る前のこどもたちの行動に冷静に対処できました♪いつもなら「早くしなさい！」「やりなさい！」と怒鳴るところをぐっと抑えて「じゃあやろうね」「はいよくできました」と忍耐づよく待つことができた。苛立ちをぐっとおさえこみながら、「あー　これは修行だな」と感じました。あがってきたマグマを飲み込むのには結構なエネルギーを使いますね。でも、それを抑え込めて冷静に、理性的に対処できたときはなんとなく気分がいい。自分の点数が「＋」になる気がする。今日は気持ちに余裕があったので、うまく「＋」にすることができました。人生というのは死ぬまでの間にこの「＋」をどれだけ積み上げるか、じゃないかな・・（仏教の世界ではそれを「徳」というのかな？）、だから、生きている間にたくさん人のためになること、誇れる行動を重ねていきたいと思いますね。逆に、人にいやな思いをさせたり、意地悪な気持ちを持つ、自分がうしろめたいと思うことをすると「－」になるのだと。これがわが人生における修行かなーと。先日姓名判断をしていただいたとき、人の人生というのは生まれた瞬間からもう、ある程度定まっているんだなと知りました。小市民の宿命を持った人間が、どんなに頑張ってみてもセレブにはならないのです、きっと。でも、小市民が悪いわけでもセレブが良いのでもありません。自分はただ、自分だけの一生を一生懸命生きればよいのだと常々思ってきましたが、やっぱりそうだと改めて感じました。私はさ、大金持ちにはなれないんだと！「小金持ち程度だな」と言われちゃいました。ちょっとがっかりしたけど、それを人にいうと皆口をそろえて「小金があるだけいいじゃなーい！」と言ってくれ、そっかー・・困ることはなさそうだからよかった。じゃあ結構幸せじゃん、って思えるようになりました。お金持ちになれないんだったら、大きすぎる夢を持って必死に頑張りすぎちゃうこともないし、今の小貧乏が小金持ちになるまでのプロセスを楽しもう♪とポジティブに考えております^^！で、その定まった中でもより良く生きて死んでいくために、自分がどう生きていくか・・が課題となる。いいことも悪いこともどちらも同じようにやってくる。それ自体は運命なのだから、私のせいではない。だからそれ自体はまだ「＋」でも「－」でもない。悪いことも、受け取り方、その乗り越え方で「＋」にもなるし「－」にもなる・・これは自分次第だ。その「自分次第」というのが実は修行なのかもしれないね。ということで、日々これ修行なのじゃ。（なぜか仙人風・・・）でも、辛く必死に頑張る、というのは好きではないのでこの「＋」獲得をゲームにしてしまおう♪というのが私のもくろみです。で、最初の話に戻るのだけど、怒りを感情のままに出してしまうと自分も相手も嫌な気持ちになるだけだから「－」。それを上手に抑えて理性的に対処できたら、自分が気持ちいいし相手の尊厳も傷つけずにすむから「＋」。とカウントしようと思った次第です。まあ、他人との関係でそういうのは結構大変かと思うけど、まずは自分と子供の間でやっていこうかと。だって、子供を怒らずにいられたときってすごく気分いいし、そのあとの子供たちのかわいい反応が幸せをくれるからやってて楽しいもの。だから、これを「怒らない」ゲームとして楽しんでみます。有言実行とするためにブログにて宣言しま～す。

年が明けて思うところ・・・

今日から仕事始まりでした。こんだけだらだらすると、自然と「しごとしよ（・。・）」モードになるものですね。頭のモードも切り替わったところで、打つ気になれなかったキーボードもまたバンバン叩いていこうと思います。ということで、皆様、今年もほんとのほんとによろしくお願いいたします。昨年を振り返ってつくづく思ったことは、私が今こうして在るのは私が関わらせていただいている皆さんお一人お一人のおかげ。実質的に協力いただいている方もいれば、ご本人はそのつもりはないかもしれないけど、あなたが何気なく発している言葉や行動に、とても影響や刺激を受けていたりしているのです。そんな皆さんと、今年はもっと大きく深く、広く関わっていけたら嬉しいです。そのためにまず、自身の思いをもう少し発信していきたいと思っています。今日、今までの日記をカテゴリ分類してみました。更新は少ないけど、それなりにいろいろやってきたな～と感慨深いもんがありました。その中に「私の主張」という項目を作ってみました。つい最近書いたものもあれば、1年以上前のものもありますが、そのときの思いは今も一貫していて、これは日常私が思っていること、私の根本的な考え方で、これが自分の中にしっかりできあがっているのを感じます。人によく言われる、「*kyo-kinoさんってぶれてないですね」コレ、もう私の中でしっかりと出来上がっているんです。よく、ぶれてなくてうらやましい、と言われますがでも、これには長い歳月かかってるんですよ。私だって最初からこうだったわけじゃない。周りにいる多くのママたちのように、わからないことだらけ、どうしていいかわからないことだらけ。。。砂の城のように、作っては水をかけられ崩れ、また作っては崩れ・・でも、砂の城でもたくさんの水を使って、しっかり何度も何度も固めていけば、崩れなくなります。そのうちに、強度を増すために粘土を混ぜたりする知恵もついてきます。ここまでくるのに１８年かかっているわけで・・・。その年月が今のように穏やかで恵まれた生活であったら、また違ってきていたかもしれないけれど、幸運なことに(?)、愛と葛藤の日々、仕事と家庭を平行させるべく戦い、女としても母としても、そして働く子持ち女性、バツイチ子持ち女、としても世間や自分自身と対峙してきた日々があったからこそ、今の強固な自分というものができあがってきているのだと思います。自分や家族の幸せをはかるモノサシをたくさん持ち（基準をひとつにしない、ということ）、自分の枠を作らず（私は○○だからコレはできないわ・・と自分を縛ることがない）生きていく術を身につけることができたことは、私にとっての大きな宝です。この宝によって支えられているわが人生を、これからどれだけ人さまのお役に立てながら生きていけるだろうか･・・　それを課題にこれからも歩いていきたいな、と思ったりしています。う～ん、具体的にはどんなことができるかな。模索していきますね。どうか見守っていってください。------話は変わりますが、２年ほど前から私が人生の教訓というかバイブルのように、読んでは心している本があります。⇒松下幸之助さんの『道をひらく』あわただしい会社生活を辞めたら、毎朝起きたらこの本を一章ずつ（２ページ）筆で写して精神統一したい、と思ってきました。会社を辞めてもしばらく忙しい日々が続き、そんな余裕がありませんでしたが、最近ようやくその余裕が出てきたので、それを開始したいと思います。がちゃがちゃの家の中で、破壊王の息子が居る中で、朝から筆使う優雅さはないので、このブログに打ち込んでいこうと思います。考えをまとめるほどの時間がなく、日記が綴れないときでも、できるだけこの本を開き、打つことで自分の心にもとどめていきたいと思います。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～『道』　＜松下幸之助＞　自分には自分に与えられた道がある。　天与の尊い道がある。　どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。　自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。　広い時もある。せまい時もある。　　のぼりもあればくだりもある。　坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。　　　この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。　なぐさめを求めたくなる時もあろう。　しかし、所詮はこの道しかないのではないか。　あきらめろと言うのではない。　いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくも　この道を休まず歩むことである。　自分だけしか歩めない大事な道ではないか。　自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。　　他人の道に心うばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、　道はすこしもひらけない。　道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。　心を定め、懸命に歩まねばならぬ。　それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは　必ず新たな道がひらけてくる。　深い喜びも生まれてくる。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～こういうものを分かち合いたい、と、日記を読んでくれてるあなたの顔を思い浮かべながら打ちました。今年もよろしくお願いいたします。

「受容」と「共感」・・そして「エンパワーメント」

４ツ葉プロジェクトの杉山さんのブログに共感してコメントを打ちはじめたら、こういう自分の思想や主張というのは、自らのブログでも語るべきではないか、と思ったのでここに記します。まずは杉山さんのを読んでみてください。私も全くもって同じ思想です。「受容」と「共感」（という言葉を使うんですね。）をしてあげたくて、ママサークルを始めました。それが、一人目の子の時とは社会も自分自身も全く違う環境下で２度目の子育てを行う機会に恵まれた私に対して与えられた役割だと思ったからです。そして今は、それを軸としたうえで、乳幼児ママ向けにいろいろな講座を企画し始めています。それは、杉山さんのおっしゃる「エンパワーメント」＝「知る、考える、行動する」のためではないかと勝手に合点しました。一連の行動は私にとって、一人目の出産のときに周囲の人たちに支えていただいたことへの「お返し」なのです。親も友達も一人もいない見知らぬ土地で出産・育児をしなければならなかった１９歳の私。同じアパートに偶然に３人も月齢の近い子どもが居たこと、人のいい大家さんの女性がしょっちゅう子どもを可愛がりに来てくれたこと、近所の方々がいつも声をかけてくれ、時には差し入れをしてくれたり、たくさんの育児アドバイスをしてくれました。ほんの４、５件の世界のことですが、私と娘にとって当時はその世界がすべてだった。そのコミュニティだけで十分楽しく生きていられたんです。産後２年間のことでしたけどね。それを過ぎると私ももっと外を見たくなり、便のいいところに引越し、バイトや就職をして、だんだん社会というものを知るようになっていきました。家と会社との生活に追われ、子育てを振り返ったり、次の子育て世代のことなんて考えることなど皆無でしたが、その２年間のことを思い出すときにはいつも感謝の気持ちでいっぱいになるのでした。年を重ねるほどに、あの時の周囲の大人たちがどれほど温かく、子どもが子どもを産んだ状態の私たちを見守ってくださっていたことか・・そのありがたさが身に沁みてくるように。そして、思いがけず１５年ぶりに子育てをすることになりました。１５年前の私のように、初めての出産育児に戸惑い、孤独を感じている母親が多いことが、ネットを通じてわかりました。子育てサイトの地域掲示板には、お友達を求める登録者がたくさんいました。この人たちを結びつけて、子育ての楽しさを分かち合っていきたい、昔の私がしてもらったように、「わかるよー」「だいじょうぶよー」と言ってあげたい。私がその存在にならなくてはいけないような気持ちがつきあげてきました。これは何なんでしょうね？　おごりかもしれないけど、私には先人としてその使命があるような気になった。先人でもあるし、でも高見の見物で「一時のことよ、がんばってねー」というのではなく、「一時のことでも辛いものは辛いよねー」って共感は、その世界に実際身を置いている私だからこそできる、って。だって、自分がこうなるまではやっぱりわからなかった。妊娠する１年前に妹が出産したけど、もう全く違う世界のことで、細かい配慮や思いやりをしてあげることができなかった。本気で心配してできることはやってあげてるつもりだったけど、自分が同じ立場になって振り返ると、何もやってあげなかったに等しい。たぶん「私もこれくらいは頑張ってきたのだから、やれるはず。」みたいな心理があったのかもしれない。このことは、自分がまた育児をするようになって、子育てをある程度終わった人たちからの言葉の中によく感じるようになった。「大変なのはわかるけど、今だけよー　しっかりしなくちゃ。頑張ってねー」彼女達は経験からその辛さを分かってはいるけど、のど元過ぎているからその熱さがどれくらいのものだったかは思い出せない。過ぎ去ったものは美しい・・　どんどん美しくなっていく。大変だったけど、子育てしているあの時期がいちばん輝いていて、人生で一番幸せなときだったかもしれない。だから、一瞬で終わってしまう今を大事にしてネ。おっぱいを含ませる時期なんて短いんだから、携帯打ちながらとかテレビ見ながらの授乳なんてもったいない！赤ちゃんとの時間を大切に慈しみなさい・・　と。私もそう思っていたし、今でもそう思っている。でも！その渦中にいるときは、先に楽しみが待っているかもしれないけど、大きくならない子どもはいないんだから、この大変さもいつか解放されるんであろうけど、でもでも！やっぱり今が苦しいのよーおっぱいあげるのが日に何時間あると思う？おっぱいかおむつかの日常で、自分のことが一切できない。その中でできることといえば、テレビドラマに現実逃避してみたり、携帯で友達にはけ口になってもらったりすることぐらいなんじゃーおっぱいをあげることが神聖な行為とはわかっているけど、それだけに集中することは苦行でしかないんだよーということも実感した。理想と現実は違うのであり、それを押し付ける子育て経験者には、真の子育て支援はできないよ、と思うようになりました。話がちょっと違う方向にとんだかもしれませんが、元に戻します。私がママサークルを仲間と共に立ち上げてもうすぐ２年。集会に参加してお友達ができたり、メーリングリストの情報によって、活動の幅が広がったり・・・と、サークルに関わった方たちの産後が少しでも楽しくなったのであれば嬉しいし、甲斐があります。そして願わくば、自分がそういう部分に支えられたと感じてくれる人が、今度は次の人たちに、同じようなことを伝えてあげて欲しい・・・私の望みはそこにあります。そして、その願いを少しずつ叶えてくれる人たちや動きが最近生まれてきています。サークルの立ち上げスタッフで回してきたＭＬは、今は何もしなくても、会員さん同志で情報提供の場として活発化しています。交流会などの集まりも、「今度こういうのを開いてみようと思います・・」と自ら企画して集会を開いてくれる方も出てきました。この話を聞いたときは感激でいっぱいになったなあ・・　そしてそれをさりげにフォローしてくれているスタッフたちの姿もほほえましいです。よく、中心人物になってしまうとそれを特権のように思ってしまって、なかなか手放さない人がいる、という話を杉山さんとしました。「私の」会、サークルにしてしまっているんですね。だから、それ以外の人が何か始めようとすると、それをけん制する動きを取ってみたり、いやらしいコトしてくる人もいるんだとか・・しかも結構そんなんが多いらしい・・・その点、うちのサークルはまだそういう部分が皆無で、みんな優しく、次の人たちを応援する体制が自然にできている。これは、スタッフ個人個人の人間性によるものですね。素晴らしい。（その開催は明日だね。楽しい会になるといね☆）受容と共感されて救われた人たちが、今度は新しい情報を知り、考えて、何かの行動に繋げていける・・・その機会づくりもこれから行っていきたいと考えています。その一つのきっかけ作りが、マムズステージであるといいな。ゴスペルやヨガストレッチを体感した方が、自分だけ満足して終わるのでなく、「これはいいよー」と周囲にアナウンスしてくれることにより、その良さ/楽しさを味わえる人が増えるでしょう。同じ母でありながら、講師の輝いている姿に感じるものがあり、自分の道も極めてみようと思う方も出てくるでしょう。その方は、その道の楽しさを指導者として、産後の母達にも提供してくださるでしょう。体操系だけでなく、今後はちょっとしたお勉強講座なども考えています。難しいものでなく、ちょっとした生活の知恵だとか子育てに役立つスキルとか、そういったものをもっと母親達が発信して、母親間でシェアしあえればいいのではないか、と・・。あな吉さん料理や、コーチングを紹介したのもそういう意図からです。最初は参加するだけでいいけど、そこからだんだん「じゃあ自分なら、何を伝えていけるだろう」と考えてくれる人が増えていってくれることを、まず願っています。その想いを話してくれれば、どうしていけばいいか、どう行動していこうか、というサポートをしてあげることができると思います。差し出されたものを、当たり前に受け取るだけじゃなくて、実はそれが当たり前でないことに気がついてほしい。（行政の行うことにしろ、民間のものにしろ、裏の労力ははかりしれないものです）そして、それに感謝する気持ちと「お返ししたい」という気持ちが生まれたら、それを今度は周囲に伝えたり与えたりできるようになるといいですよね。その親の姿を見て育った子ども達は、自然と他人を思いやれる子どもに育っていくのではないでしょうか。そういう社会を、母親である私たちが作らずして、誰が作れるのでしょうか？-----今日は前回のあやしげな女・・から一変してまじめな熱い語りになってしまいました^^;杉山さんの講義をお聞きして以来、「情報を発信する」ということについて日々思考をめぐらしていたのです。そして、日常の書きとめだけでなく、もっと自分の主張を前面に出していくことも大切なことではないか、と思い始めています。・・・って、すごく難しいことですが、少しずつそういうことをやっていこうかな、と思っています。

新着情報更新／「最近の子ども」でなく「最近の大人」考

上記新着情報、更新しました。------ちゅろぽんさんの日記に江原啓之さんの本について書かれており、それにコメント書き出したら長くなってしまったので自分の日記の方に書いてみることにした。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－（ちゅろぽんさんの日記より）「最近の子どもはなんだか怖いわ」「最近の子ども達は昔とは違う」社会では、毎日のように報じられる子どもの犯罪に、ただ狼狽するだけで、何一つその原因を明確に理解できていません。子どもの未来を憂うすべての大人たちに、今私は訴えます。「子どもたちは何ひとつ変わってはいません」そして明るい未来のために、今こそ理解しなければいけないのです。それは私達すべての大人たちの責任と思うのです。　　　　　　　　　　　　　　　　江原啓之さんの本より※子育て中のママ達にオススメです。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－江原さん、テレビでおっしゃってる言葉の一つ一つがほんとに優しさにあふれているし、きちんとした常識人だし、とても好きなんですけど本はまだ読んでいませんでした。（かなりの本好きなんですケド）早速購入しようと思います。いつの時代も、大人たちは自分のことは棚にあげて世の中や子供のせいにしてますよね。その世の中や子供を作っているのは誰でもない、自分達大人だっつーの！１６年の子育ての中でつくづく思います。子供は親を、社会を映す鏡そのものだと。学校で授業中におしゃべりして先生の話を聞かない子の親は、授業参観や体育館での保護者会のときにも平気でおとなりとおしゃべりを続けています。　一体何しに来たの？話の内容わかってる？あなた達はわからなくても知らないけど、周りは先生の話が聞こえなくて迷惑なんですけど。高校生にアンケートを取ったら「自分さえよければそれでよい」と回答した子供が全体の７割を越した、といって世論は取り上げていましたが、その子達が幼稚園、小学校の運動会のとき、親達はビデオカメラで我が子を撮ることだけに夢中になり、背後の観客席に迷惑かけてることや全体の流れなどまるでお構いなし、でした。そういう自分勝手な親の割合が、年々増えてきている気がします。親がそれでは子供が自己チューになるのは当然ですよね。そういう人間をたしなめることのできない学校にも問題がありますし、社会もそういうところに気づかず、自分自身を振り返ることなく「人のせい」「だれかのせい」にしているような。私達は、その環境から子供たちを救ってあげたいですよね。感じるだけでなく、行動もしていきたいと思います。私のサークルの集まりのときにも、やはり自分達のことに夢中で、司会者の進行や挨拶が始まっても話し込んでるママ達が多いです。大勢の中で、しかも子供の声が重なってただでさえ騒々しい。それに負けじとおしゃべりの声も張り上げるのでこちらが怒鳴るように大声を出さなければならない。これは、同じようにサークルやイベント、プログラムを主催する側の人間は皆さん体験しているようで、この話をすると激しく共感され、話が弾むのですが、どうも「人の話をきけない」人が増えてきているように思います。自分のサークルでは時々、上記のような授業参観風景の親子の話をさせていただき、赤ちゃんの頃から子供達はママ達の姿勢を見て育っていきますよ。自分の話を無視されたらどう思いますか。そういう思いやりを持ってあげてください。そういう優しさを持って仲間に接してあげてくださいね。思いやりを持てるママの子供は自然とそれを真似て人のことを考えられる子に育ちますよ。とちょっと説教くさいかもしれないけど、個人を特定することなくなるべく柔らかい口調で呼びかけたりしています。自分が目にしたり経験してきたことだからこそ、今教訓として人にお伝えできる。先人として、できることはやっていかなければ。うるさいことを・・などと思われるかもしれないけど、嫌われることを恐れては変えることはできないことですからね。そして、それを「口うるさい」としか受け取れない人は、私のサークル仲間としては要らないんです。ちょっときつい言い方かもしれないけど、サークルは、自分がしたいことを一緒に楽しめる仲間を募ってるわけだから、思いがあまりにズレてる人におもねる必要はないから。幸い、そういうことを言って嫌な顔をしたり、不平を言ってくる人はまだいません。みんな、大体ははっとした顔をして気をつけるようにしてくれています。殆どの方は、普段家で子供と過ごしていることが多いので、大人とおしゃべりできることが嬉しくて、つい状況を見回せなくなってしまうんでしょうね。言われて気がつき、改めることができればよいのです。ちょっとのコメントのつもりが長い考察になってしまいましたが。最初の江原さんの言葉に立ち返れば、『それは私達すべての大人たちの責任と思うのです。』というところで、私達もただ感じて思うだけでなく、気づいたことには行動していきましょうよ、ってこと。おかしいと思ったら口に出す。間違ってると思ったら自分も正す。人にも伝える。社会にも訴える。この日記で訴えることだって、社会への問いかけの一つだと思うのです。それが、我が子やすべての子供達を守ることに繋がっていくのだと私は信じています。

（書き足し）少子化ってことで・・・

少子化現象について昨夜も討論番組があった。あまり興味が無いのだけど最後の方だけ見てみた。どうしてあんなに険しい顔で難しいことばっかり言ってるんだろう・・？若者一人に対する老人の割合とか、財源の話とかは耳にたこができるほど聞かされるけど、「子育てが楽しくて、人生がこんなに豊かになるから、まずは自分のために子育てしてごらん♪　」みたいにいう人が出てこないのはなんで？？？子供一人につき、何千万もの資金がかかる、なんて統計上の数字がまず先に立っちゃってるから恐れをなして躊躇する人が多いのに、それに対して「こんなの普通に生きてたら当たり前にかかる数字だし、一日、一ヶ月での負担にしたらたいしたことはないよ。なんとかなるもんだよ」という体験談は聞こえてこない。楽しく生き生きと子育てしてる人達はたーーくさん居るんだから、その人達に脳天気気味に「すっごく楽しい！」「このために生まれてきたんだと思う！」ってコメントしてもらった方が、遠い外国の例を持ってきて紹介するよりよっぽどリアリティあって、身近に捉えることできていいんじゃないかなー。あと、駅やデパート、街が子連れに優しくないから産まないとか言ってたけどさー。そんな単純な話か？そんなの昔から比べたらずっと良くなってるんだからさ、そんなちいちゃなことにだけに着目しないでよ、とも思う。生活をより向上させるために、たしかに環境を整えていく努力はしたいし、してもらいたいけど、環境を整えること以前にもっと意識や本能の部分を呼び起こさなくちゃだめじゃないかなぁ。ああいう何百万人という人が見るであろうメディアはさ。「私はまだ大人になりきれてないから子供を持つ資格はない」って、もっともらしいことを言ってる人、多いですねー。３０代に入ってもこういうこと言ってる方にはムカつくことあります。責任を持ちたくないだけの逃げ口上じゃん。パラサイトとか負け犬、と呼ばれてる位置に甘んじて立っている女性に対しては、親がまずその位置から世間に蹴り出してやるような愛情を持つ、とか必要じゃないでしょうか。本人の意識改革だけに任せてられないところに来ているように思うな。でも、それよりも問題なのはやっぱり楽しい人生を送る先駆者達が表に登場していないことだわ。これがいかん！たとえばこの楽天にだって「育児＝育自」ということを決して気負わず、楽しげに実践、そして提唱している素敵な人達がたくさんいる。この人達がこのまま活動を続けていって、後に続く人達の素敵なお手本となっていくことを願う。人のことを願っているだけでなく、もちろん自分もその中の一人となろう。ーーーーーー昼間、上記のようなことを書いたのだけど今日届いた本の中に、私が言いたかったことを明確に書き表している文章があったので抜粋しておきたいと思います。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊【少子化対策の的外れな感じ】少子化対策も、少々おかしな主張に見えます。今の少子化対策は、「妊娠出産子育て」というのが、働く女性にとっては重荷になっていて、この近代産業社会を維持していくのに負の要因だから、どうやって公の人たちがその負の要因をカバーできるか、という議論です。それだけでは女性の心とからだにまったく響かないことに気づいていません。人間はもともとは、相手を持って生殖活動に励む、ということに基礎があるのでしょう。子供を産むことやからだに向き合うことによって、女性の人生というのはレベルアップして、より広い視野を持っていろいろなことができるようになるわけで、やはりそれあ喜びであり楽しいから、みなにそういうことをしてほしいと思う、というのが本質だと思います。とにかく相手を持ったり、子供を産んだりすることは、女性のからだにとって必要なことなんだ、と。必要で楽しいことだからやるんだ、というメッセージを伝えずに、いつまでたっても、「妊娠出産子育てはマイナスなこともあるけれども、それをカバーすることを行政が設けますから、産んでください」ということばかりでは、誰もやっぱり子育てしたいと思いません。子供が増えないと産業社会が衰退してしまう、どうやって社会を維持していこうか・・・という側面からしか少子化をとらえていないから、そういう話にしかならないのだと思います。（中略）一人一人が本当に自分のからだの中心を持って、自分のからだを大事にして、セクシャルな相手を大切にして、子供を育てることをいとおしむようになったら・・・、そういうことができるような近代産業社会というのが、どんなふうに存在するのか、というのが、私たちにはまだわかっていないのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊この本は「オニババ化する女たち～女性の身体性を取り戻す～」という題名で、三砂ちづるさんという津田塾大学国際関係学科教授の著書です。この中で著者は、昔の物語に出てくる「オニババ」とは、社会のなかで適切な役割を与えられない独身の更年期女性が、山にこもるしかなくなり、オニババとなり、ときおり「エネルギー（この場合は性と生殖に関わるもの）」の行き場を求めて、若い男を襲うしかない、という話として捉えていると言っています。昔話では絵本なのに「ざらんざらん、べろんべろんと小僧さんの尻をなめた」なんて表現が載ってたんですってよ！？女性の身体には次の世代を準備する仕組みがあるのに、それを抑制してしまうとその弊害が出てくる、日本の女性達は今、まさにそのオニババ化する傾向にあるのではないか、と警鐘を鳴らしているのです。自分のからだの声を聞き、女性としてからだをいとおしんで暮らすという、本当は当たり前の生き方をいろいろな切り口から提唱していて、すっごく面白いです。*kyo-kinoにだまされたと思って読んでみてください。面白くなかったら私が買い取ります！ってくらい自信を持ってオススメします。

弱みを見せても弱音は吐かない

昨日Amigoでの居場所勉強会。出席は３度目になります。見知った顔もできて、すっかりリラックスした私はついついしゃべり過ぎてしまいました。皆さんだってその場で話したいこと、いっぱいあったでしょうに、どうも私はコメントをはさまずにいられなくなってしまったのでした。まつださんを差し置いて本当にごめんなさい。まつださんのコメントは、押し付けがましくも非難めいてもなくて、いつもぽんとヒントをくれたり背中を押してくれる感じで、このヒトのすごさ／有難さを実感するのですがやはりこれはその人間の器の大きさなんだろうなぁ・・さて、そんなごめんなさいもあった勉強会でしたが、１１名もの参加で大変盛況、いろいろな方の活動や思いを伺うことができて充実した時間でした。何よりも「分かち合える思い」があるっていいですね。皆んな、方法は試行錯誤中、様々なんだけど、苦悩も喜びもその立場にいる人間同志だからこそ共通するものがあって、誰の話にもウンウン、コクコクと頷くことができ、話す方はその頷きを見て「ああわかってくれる人達がいる」と救われるような気持ちになる。あるようで実はなかなか無いぞ、こんな集まり。本当にAmigoさんにはいつも感謝の気持ちでいっぱいになる。お布施でもしたいくらい(^.^)さて、昨日の私の発言「弱みを見せる」について、少し補足をしておきたいな、と思います。自分一人でできることには限界があるので、どうやってスタッフ作りをしていくか・・というテーマのときに、一人一人を切り崩すというか、個々への声掛けなども行って、自分の思いが通じそうな人をピックアップしていく。そして、人間関係を作り上げていく中で、協力してくれそうな人には少しずつ仕事を割り振ってお願いしていく。。。という方法が皆の発言から編み出されていきました。人間関係ができてきて互いを好ましく思うようになると、その相手を助けたり応援してあげようという気持ちが芽生えてきます。私は自分がそうなので、相手がそう思ってくれてるのを感じると、もう「仲間だ！」って思っちゃいます。そして、その好意に素直に甘えて、少しずつ協力をお願いするようにしています。私の場合、この「甘える」というのと「弱みを見せる」のが同様のニュアンスです。「一人じゃもう限界なの～」と素直に吐露すると、心ある人／力を持っている人は、「でしゃばってはいけないかな」と掛けていた心のブレーキを取っ払って一歩前に出てきてくれます。自分をさらけ出して得られた相手のその優しさとやる気を、大事に活用させてもらうわけです。そうして得られた力は、単なる人数分ではなく二乗三乗となっていきます。そこがたまらなく嬉しくて楽しい♪言葉にすると簡単ですが、実際やってみると結構労力要ります。人間の感性、種類というものもありますから、それを読み間違えると大失敗、ということもあるし。それだから、「自分一人でやった方がラク」と一人で頑張っちゃう人が多いんですね。でも、これは自分の経験を積んで、人を見るというか捉える目を養っていくしかないのだと思います。その失敗も経験のうちですから、痛い目にあってただ泣くのではなくて、泣いた分強く賢くなろう、と思って私はやってきました。そしたら「こんなに強く」なっちゃいました(^_^;)。　賢さはどこへ行ったんだ？そういう自分の経験から、「弱みを見せる」という提案をさせていただいたわけですが、一つ気をつけたいのは「弱みを見せても弱音ははかない」よう心がけることだと思います。引っ張る立場の人が時々弱みのいくつかを見せて頼ってくれると何となく嬉しいし頑張っちゃうけど、全面公開しちゃうと幻滅しちゃうでしょ。「もうだめなんだわ！」「イヤになっちゃった！やめようかな」なんて弱音は絶対に吐いちゃいけない。私はまだこのように絶望的な感情を持ったことはないけど、そりゃあ押し殺してる感情や飲み込んでる言葉はたっくさんあって、気を許したスタッフについ話してしまいたくなるんだけど、そのたびに自分の立場というものを自らに言い聞かせて押し止まっています。人の悪口とネガティブな本音と弱音はＮＧです。でもそういうの吐き出さなかったら自分がつぶれるてしまうこともあるので、ご主人や、その活動に全く関わりのない友人などに愚痴ったりするのはいいと思います。それに、この居場所作り勉強会メンバー同士でぶつけ合いっこするのもＯＫじゃないかな。ダメ？(^_^;)　願わくは、全てをさらけ出せて思いを真に分かち合える、そういう人間関係をスタッフと作っていけたら最高だよね。そのために努力していこう。頑張りましょう。

ヨガと居場所／ちょっとの勇気とちょっとの強気

本日は久しぶりにヨガ講座に参加。息子の不調や、タイミングを逃したり・・ともう1ヶ月ほど間が空いてしまっていた。週末にも息子の具合は良いとはいえなかったので半ば諦めていたのだけど、夜はぐっすり、朝もたいへんにこやかに起きて、いつもどおり一人で遊びはじめたので、これはイケそうだ、ということで急遽仕度。３０分ほど遅れたけれど（これはいつものとおりか）、途中から加わることができた。久しぶりのポーズの数々に、身体が喜ぶのを感じる。「おお、そこそこ。。。ずいぶん久しぶりに伸ばしてくれてるねーー」って左の肋骨さん達が言っている。でも、「ちょっと空きすぎだよ。せっかく覚え始めていた筋肉の動きが、以前のようにできなくなってるよ」という非難の声も聞こえる。私が特に弱いところが股関節。みんなが苦もなさそうにできているポーズが、私にはいつも、どーしても出来ない。それでも、毎回続けていくうちに「今日は前より痛くない。広がってる！」という実感が得られ、それが喜びなのだ。なのに、股関節に関してはまた振り出しに戻ってしまった感アリ。。　残念。機嫌よかったはずの息子も、そこまでの道中で疲れて、また時間的に昼寝の時間に入ってしまったらしく、むずかっている。床を這い回って、他の赤ちゃん達と交流しているのだがふと我に返ったときに母の姿が視界にないと、不安泣き。おっぱいと抱っこを繰り返す。そんなんで集中力は途切れがちだったけど、もうすっかり自分の居場所となったようなあの空間に居る心地よさ、お馴染みになったメンバーの顔と言葉を交わすだけでも充分なリラックス効果と、あらたなパワーの充電が得られる。まゆみ先生の、一人一人へのちょっとした気遣いを見たり言葉を聞いているだけでも勉強になるし、目標になるし、とにかく私はあの時間のすべてが好きだ。ヨガによる身体の心地よさはもちろんだけど、それも含めてこういう気持ちになるために私は、忙しい月曜の朝に、わざわざバスや電車を乗り継いで、重たい息子を抱っこして、東中野にまで通っているのだなあ・・　と、レッスン終了間際のあの瞑想（？）時間になんとなく思ったりしていた。その頃には息子も、他のお子達も眠りについていて、大人も子供もりら～～っくすタイム。その静寂の中で、一人元気に起きているたーくんが、時々私達の笑いを誘う。かっわいいなあ・・・（*^_^*）　こうほのぼのすることもリラックス要素の一つになっている。終了後、久々計測（そう、実は私はダイモニ６号。かなり忘れてるけど）。その後にはライチが操体法を試みてくれて、歩き方の指導などしてくれる。このとこ遠のいていた意識よ、戻っておいで～～　って感じだった。ここに来ると、自分の全身をまじまじと見て危機感も高まるし、何とかしなきゃ、って思う。思うことは思っているのだ、いつも。そして根気強く付き合ってくれているライチ、ありがとうよ。帰りの電車は新宿始発の埼京線。始発なので余裕で座れる。息子は９ｋｇあるので電車で座れると座れないのとでは大違い。ありがたい～～。それでも発車時には車内もいっぱいになってきた。池袋で、おじいさんが乗ってきた。８０歳くらいかなぁ。なんとなく、窓のシルバーシートの絵と座席にいる私達とに視線がさまよっている。そう、ここは赤色のシルバーシート。お年寄り、妊婦さん、けが人、子連れの人を優先的に座らせてあげるべき場所なんです！でも、哀しいかな、そういうことに意識を配っている人って少ない。妊婦時代、大きいお腹を目の前に突き出してやっても寝たふりか、ほんとに熟睡してんのか、本や携帯メールに夢中で周囲を見ようとしない人間が多かった。おじいさんの目は明らかに「誰か座らせてくれ・・」と言っている。なんでみんな気づかないかな！私が代わってあげたいのだけど、私も息子をひざに抱えている身。。。ああでもおじいさん・・(>_

自己判断／自己弁護？／

7/2（金）は七夕の名を借りて集会を行った。うちのサークルは普段は４つの地区に分かれて活動しているが、一月に一回は全体でのイベントやお茶会を企画して、会員同士のコミュニケーションを図る目的である。今まで、発足会としてひなまつり会、子供の日、と２回のイベントを行い、おひなさまや陣羽織を羽織って記念撮影をしたり、記念の手形を取ったりしながら交流を深めてきた。発足して間もないこともあり、なかでのグループ化などがされていないので変に固まったりすることなく、誰もが声を掛け合って仲間意識を持ち合い、毎回いいムードを形成している。今回の七夕も２０組、４５人の母子の参加申込みがあった。今までの地区での活動を通じて、積極的に協力を申し出たり動いてくれていた数名のママ達をスカウト(?)し、スタッフメンバーを増強して臨むことになり、皆張り切っていた。ところが、ここで問題浮上・・。スタッフの中に風疹に罹った子供がいたのだ。親はまだそれとは気づかずにスタッフ会議に参加。翌日に病院に行き、風疹の疑いをもたれたが確定できず、木曜日に再診したところ、やはり風疹だったようだがもう完治しているとのことで、翌日の金曜のイベント参加については「問題なし」と医者からお墨付きをもらってきた。それはそれで良かったのであるが、感染する病気であるから、当然発症時に接触した我が子や他のスタッフの子も疑いが出てくる。そうとは知らず、火曜日には例のベーグル＆コーヒー会で他の会員達とも接触してしまっている。これはどうかな？と危ぶんだ。が、医学書を数冊調べたところ風疹の潜伏期間は２～３週間。発症の数日前から発症中は感染力がある、とのこと。月曜日に感染したとしても、その週の金曜日ならまだ数日しか経っていないので、問題ないだろうと踏んでいた。でも念には念を・・と　他の接触児の母親たちはそれぞれ病院に走り、診断を受けてきた。３つの病院で「（イベント参加は）心配ない」「問題ない」「あまり神経質にならないで（笑）」とそれぞれの医者から確認を取ってきた。ということで、まあ安心・・と一息ついた。潜伏期間にウツる可能性は極めて低いこと、それに万一感染したとしても、風疹は３日ばしかとも言われ、３日で治ってしまう。現に罹ったその子は熱も出ず、機嫌も悪くなく、ただ身体全体に赤い発疹が認められただけという軽症で済んでいる。その程度ならかかってもどうってことないだろうし、むしろ小さいうちに抗体ができるのだから、私にとっては、保育園など行ってから罹られるよりはうんと有難い。という認識だった。しかし、風疹は妊婦時にかかると胎児に先天異常など起こり、非常にこわい病気だと聞いているのでそれが心配になった。知っているなかでお一人妊婦がいたし、ほかの参加者でもまだ明言していないだけで妊娠の可能性があるママもいるやもしれない。ということで、参加希望者たちに、潜伏期間中である疑いの子が、イベントに参加する旨をメールで告知した。主催者の立場としては、知らぬ顔をして後で何か問題が発生するよりは、事前に告知しておくことで、自己の判断に任せ、責任回避もしておきたい、という思いもあった。でもそれ以前に、流行り病は子供を持つ親にとって或る程度仕方のないことだと思っていた。私も長女の保育園、ご近所づきあいの中で何度となく経験してきていたし、だからといって「あの子にうつされた。どうしてくれる？」なんてゴタゴタしたこともない。皆、お互い様という意識でやってきたと思う。結局、後期に入る妊婦で風疹は一度やったことがあるのだが、周りに初期の妊婦も居るし媒体しては申し訳ない、という危惧からお一人、１歳の子供の予防接種が近づいていて、なるべく予定通り受けさせたいので危険は冒したくない、という方の計２名が、参加見合わせの連絡をよこした。そのほかに４組のキャンセルが相次いだのだが、いづれも子供の発熱（すごく流行ってますよね）による理由であった。集会自体は、皆打解けて和気あいあいと、まったり楽しんでいたように思う。参加者達からも帰宅後に感激したというメールをいくつももらい、ほっとした。特に初めて参加する人には、なるべく淋しい思い、疎外感を持ってもらわないように気を遣っているつもりなので、楽しかった／嬉しかったと言ってもらえると心底ほっとするのだ。しかし、その後スタッフの間で、少し議論があがった。キャンセルした人たちからキャンセル料を取るにあたり、子供の風邪や発熱などは仕方ないとしても、他人の都合（＝今回の感染疑惑）によりキャンセルせざるを得なかった人からも徴収するのはどうか、ということ。本来であればこちらから言われる前に当人達が参加を辞退すべきであった、という意見だった。そして、感染しているかもしれない当事者である私の口から、「流行り病は或る程度仕方ない」という言い方をしても自己弁護になってしまう、という意見も。うーん・・・　そんな風には微塵も考えなかったんだけどな。そういう取り方もあるんだ。実は異議を唱えたスタッフ達は先日まで子供が水疱瘡にかかっており、そのことが原因で友達にきついことを言われたりして、すっかり加害者意識が過剰になってしまっていた。友達の子供にうつして嫌味を言われたり、潜伏期間であったことを知らないで会った友達に後から激しく非難されたりしたらしい。だから、当人達も「こんなの誰だって罹るんだから！」と言いたかったのだが、それを言ってもただの自己弁護にしか聞こえないだろう、と思って我慢した、と。そうとは知らずに行動していたのだったら防ぎようがなかっただろうし、そんなことで失うような関係だったら友達なんて言わねーよ、とも思ったが、こういう場面は結構どこでも繰り広げられているのかもしれない。うつした方は、潜伏期間の２週間は警戒して外出、人との接触を極力避け、息を潜めるようにして過ごした。そして２週間たった日に「やった！解禁！」とばかりに次々と友人に会ったらその日に発症した、という。潜伏期間はあくまで目安だということで捉えないといけなかったかな。うつされた方だって、水疱瘡という病気がどんなものか知っていれば、それほど大騒ぎすることもなかったんじゃないかな。誰もが子供のときにかかる病気。赤ちゃんのうちにやってしまえば軽くて治りも早いし、抗体もできてその後丈夫に育っていくよ。今回の風疹騒ぎだって、潜伏期間というものをちゃんと認識して、よく調べてみれば大体判断がつくというもの。何人もの医者が「大丈夫」と言ってるのにこれ以上何を問題とするのか？過剰に心配する母親達の気持ちも慮れ？？それも理解できます。親は自分の子供のことは必要以上に心配しすぎるもの。だから、誰彼のせいにするでもなく、自分で判断したのだから自分の責任でお願いしますよ、というスタンスを取ったら、結果２名のキャンセルで、あとの１５組は万一の覚悟も持って出てきたんだからそれはそれでいいんじゃないのかしら？なんてことをちょっとヒートしたメールが飛んだりしてたわけです。でも、スタッフは立上げから妙に気が合って、４人で組むととにかく楽しいメンバー。気心も知れてるし、何よりこのサークルのことを真剣に考えてるし、会員一人一人のことを大事に思っているからこそのこういう論議が生まれたのだと、或る意味嬉しいことなのです。皆、子育て真っ最中ながら・・しかも二組は年子を育てながら、空いた時間をメーリングリストや地区の活動、そして全体の企画に充ててくれているわけです。思いはみんな一緒。『楽しい空間を作りたい。そこでたくさんのママ達に楽しんでもらいたい』そういう気持ちを持ってくれる人達を、大事にしたいな。一人でやったほうがよっぽど気楽、ってこともたくさんあるんだけど(^_^;)、それ以上に、仲間がいるからできることや、倍加する楽しさってほうを私は選んでみた。まだ始まったばかり、どうなっていくのかはまだ見当がつかないのだけど、どんな形ができあがっていくのかを楽しみにしながら続けていきたいと思っている。今回の問題も、今後の課題としてサークルの方針や対応についてきちんと決めていかなくては。。大切なことは、無用な加害者／被害者意識を作らないこと。病気も不安も楽しいことも幸せなことも、いろいろなことを共有・共感できる優しい居場所を作るために、これからもこういう試行錯誤を繰り返しながら、その輪（和）を広げていきたい。あー、また長文になっちゃった。ここまで読んでくれた方、ほんとにありがとう。慣れてきたらもうちょっと整理して書けるようにしたいのですが、今はご容赦くださいm(__)m