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カテゴリ:テレビ番組
第一回目の「日曜は眼鏡をかけない、イギリス人みたいだから」に続き、「パンにバターとかジャムを塗らないで食べるのはパンの味がしなくなるから」というポリシーを持つ霧山(オダギリ・ジョー)の人間観察術は冴に冴わたり、嘘をついた人間特有の言動に着目し、時効を迎えた15年前の殺人事件の真犯人を割り出してしまう。
ストーリーだけを追うとスカスカのドラマだが、警察署の中で繰り広げられる止めどない「これってアドリブ?」と言いたくなるような署員たちのおしゃべりの中に実は事件を解く重要な鍵があったりして、見終わるとその部分を確かめたくなりすぐに録画しておいたレコーダーを二度三度と見直してしまった。深いな。 特に今回は三日月(麻生久美子)のセリフ「いいのいいの、ブライアン・イーノ」という、「20年前の俺かよ」と突っ込みを入れたくなるダジャレにグサリときてしまった。いや実はイーノの「偶然性がもたらす音楽」について原稿を書こうと思っていたから。 オダギリ・ジョーの演技は(軽さを増したという意味で)だんだんと良くなってる。最初気になっていた場面場面でのヘアスタイルの変化ですら何か意味あるんだろうなぁと思わせるくらい(たぶんないと思うよ)。 前も書いたが、金曜深夜という時間帯の気分を体現したようなオダギリ・ジョーの演技と、このドラマのゆっるい雰囲気は好きだ。 「クセにはなりませんけどね、ハ~イ。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年10月04日 13時03分54秒
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