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2007年02月08日
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カテゴリ:音楽
tulip01-02

同世代の人間でもチューリップのファースト・アルバムから順に聞いている人間はほとんどいない。皆「心の旅」ヒット以降にチューリップというバンド名を知ったという世代が大半を占める。

実際、チューリップをデビュー当時から支えていたのは現在55才くらいになる女性だと思う。

自分が中学一年のときのことだった。近所に某工場の女の人たち(今にして思えば皆10代なのだが)が沢山住んでいるアパートがあった。何故かその中のひとりから「引っ越して田舎に帰るから」と、このチューリップのファーストアルバム「魔法の黄色い靴」を頂いてしまったのだ。

でも、よろこんではいけなかった。なんのことはない。針を落としてみたら、B面一曲目の「もう笑わなくっちゃ」から針が飛びまくりなのである。どうやら不良品らしい。そりゃかなりガッカリしたさ。

しかし、少なくともまともに聞けたA面だけでも、このチューリップという名もなき新人バンドがそれまで日本にあったどのバンドよりもずっとずっと「いい曲」をやってるなぁという強い衝撃があった。特に一曲目の「魔法の・・・」もそうだが、4曲目の「ハーモニー」という曲の、サビ(Aメロですね)のファルセット気味の高い声で「とてーも とてーも とてーも おーおー生きて~ゆ・け・な・い~」という個所からいきなり転調して管弦楽をバックに「君が今日弾いた~」と押さえ気味に歌う財津和夫の声にはゾクッとするような不思議な魔力のようなものを感じた。

ずっとあとのことだが、雑誌のインタビューにその財津和夫氏が「女の子にウケる曲とか歌い方みたいなことばかり考えているとああいう曲が出来てくるんです」みたいなことを言っていたが。

実際、一部の音楽マニアを別にすれば、当時のチューリップのファンというのは九割方は女性だったし。男だと「チューリップが好きだ」とは言い難い感じだったのは事実だ。

セカンドアルバムは同級生の女子からレコードを借りてカセットにダビングしたのを聞いていた。そのレコード自体そもそも彼女の姉のものだったとかをうっすら覚えている。

一枚目の全体的に(といったってA面しか聞いてないが)ボップでメロディアスな感じから一転してどちらかというと暗く散漫な印象で、ものすごく戸惑った思い出がある。今聞くと、例えていうと、初期のピンク・フロイドあたりにも通じるようなブラックなユーモア感が漂っている。この辺は当時中学生だった自分には味わえない感覚だったし、あきらかに拒否していたと思う。

ただ、シングルカットした「ひとりの部屋」だけはものすごく大仰で(間奏のギターなんか、今聞くと首を傾げたくなるくらいに長いし)この曲だけ浮いているくらいだ。

実際、この曲はメンバーの殆どが完成度が低いと一度はボツにしかけたというはなしがある。たぶん本当だろう。

「ララ・ラ~」という歌いだしから始まって、詞が曲に乗っていないのを無理矢理くっつけたという感じがところどころにあって、それが後半の「泣き」の部分とは相反していて結びついてない。

財津和夫も全面的に作り直そうとか思っていたそうである。

自分は「つまらない~つまらない~ 一人の部屋で眠るのは~ほんとうにつまらない~」と繰り返すサビの部分には「いい年した大人が何いってんだか」という子供らしい素直な印象しかなかったしなぁ。(あとで後悔したが)

なんというのだろう、このアルバムを聞いた段階で自分はこの「チューリップ」に対しての思い入れみたいなものは一度消えていたような気がする。

むしろ「本物」のブリティッシュ・プログレなんぞに目覚めていた頃でもあったし。

その後「心の旅」で大ヒットを飛ばしたときも、最初は同じ名前の別のバンドかと思ったくらいだった。いやほんとうです。というか実は自分はこの「心の旅」という曲は好きではないのだ。やはり財津和夫という人の歌い方に較べると姫野達也の舌っ足らずの歌い方にはついていけなかった。この曲をもし最初から予定通りに財津自身のリードボーカルで歌っていればかなり印象は違ったであろう。

しかし、今日に至るような日本のポップス・シーンに名を残すバンドには成り得なかったのも事実であろう。

やはり、「世間の需要とかは常に自分らの思っているのとは別のところにあった。それを認めないとプロとは言えないんですよ」という財津和夫の名(迷)コメントがあったが。

この時点でチューリップのデビューから二枚のアルバムをいまさらながら熱っぽく語るという内容ではなくなってしまったが(笑)。続きます。





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Last updated  2007年02月08日 17時33分23秒
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