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カテゴリ:スポーツ
なんか盛り上がりに欠けるHEROsだったなぁ。客の入りも悪そうだったし。
こういうことがあるんでTBSとしては秋山のリング復帰をぶち上げてても盛り上げようと必死なんだろが。早すぎる、というか「秋山のリング復帰」はない方がいいと思っているくらいで。 ずいぶん前のことだが、これは格闘技好きの後輩に聞いたはなしなのだが、「秋山は(総合で)日本には上がるリングはもうないでしょう。もし上がったら大変なことになる。プロレスに行くのでは・・・」という言葉をちょっとだけ思い出したのだ。 どういうことかというと、一種の公開処刑みたいな試合になってしまうからというのだ。 UFCであったみたいな、制裁試合になるというのだが。 それだけ、選手同士の結束、観客からは見えないところで固く結びついていて「はみだしたことをした人間」に対する報復はえげつないものがあるのだという。 おそらく、秋山成勲に対してもそういう一方的な制裁じみた試合になることは間違いないというのだ。おそらくは秋山成勲の格闘技選手としての「商品価値」はゼロになってしまうのではないかともいう。 具体的にいうと、まず、マッチメイクの段階で苦労するであろう。「日本人選手」はおそらくは誰もが手を挙げたりはしない。外国人選手でもこういう結束であるとか掟の部分を感じ取った誰かが「刺客」として名乗り出るのではないだろうかというのだ。そして徹底的に秋山を潰すような戦い方をするのではないかと。怖い話だけどね。 自分は総合とかK-1の、そういう部分のことはよくは知らないが、60年代~70年代のプロレスの世界でこういうことが日常茶飯事だったというのは聞いていてよく知っている。もうカール・ゴッチなんてそういう伝説の多いひとであった。日本でゴッチにこういう制裁試合で商品価値をゼロにされた外国人レスラーの話を村松友視の本で読んだ記憶があるし、ゴッチが一番強かったのはリングの上ではなくて控え室だったという話もきいた。 それどころか見ている。80年代後半、旧(旧々)UWF(前田日明が代表だったころ)が一団体として新日と提携を結んで舞い戻ったときリングの上で「ああこりゃそうだろうな」と感じる試合を何度か目の当たりにしている。ゴッチの弟子だったというのが因縁を感じるところだが。(おっと) とにかく、リングの周りを囲んでいる若手の顔つきとか見てるとなんとなくわかってしまったのだ。若手同士がマジでつかみ合いをすることなんて滅多にないことだったし。 今の総合の世界にはUFCのそういう部分が強く残っているというのだが。 正直言ってそんなリンチじみた試合を見せられるとあまり気持ちのいいものではない。 ないが、そういう部分というものを否定する気にもなれないのだ。 というか自分の中にも、そういう「はみ出したもの」をうとましく感じて「こいつ消したれ」という気持ちがあるからなのだろう。このさい正直に言うが。 狭い業界故、どうしても、「もちつもたれつの部分」が大きいとそういうことは起きてしまうのではないか。自分のいた広告業界にもそういうところはあった。 確かに、一歩間違えると生命を落としかねない格闘技の世界でそのような「見えないルール」のようなものがあったとしても非難は出来ないのではないかということだ。 なんにしても、こういうことが起きるよりは起きないほうがいいわけで、その為に一番いいのは秋山が総合のリングにあがらないことだと思っている。(建前として) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月13日 07時37分24秒
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