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カテゴリ:テレビ番組
この「20世紀少年」には名作漫画からとったと思われるネーミングや設定が多く使われている。
誰にでもわかるものとしては主人公ケンヂが別名として名乗る「悪魔くん」(と、バンドの名前「エロイムエッサイムズ」)であるとか、矢吹丈がある。 それ以外にも、たとえば「よげんの書」でケンヂ少年が世界を救うために立ち上がる仲間の人数が9人というのもやはり「サイボーグ009」の影響だろう。(ケンヂがこの漫画の影響を受けたという設定にしたのだという意味) それどころかこの「20世紀少年には(当然大先輩になる)漫画家がモデルだろうと思われたり、名前の由来と思われるものが相当出てくる。 ウジコウジオのふたり(藤子不二雄)、角田(つのだじろう)、諸星(諸星大二郎)、ヤマネ(山根青鬼・山根赤鬼の双子漫画家)あたりはまあ有名なところか。宝塚というのも当然のこと御大手塚治虫のことだろう。(手塚治虫は兵庫県宝塚出身) 最近気づいたのは、漫画家以外にも音楽(ロック)関係の人物から取ってきたと思われるネーミングもかなり多いということだ。 まあ、主人公遠藤ケンヂの由来が遠藤賢司なのは丸わかりだとしても、他にも随分とあった。 ケンジの大学時代のバンド仲間で後に演歌歌手としてストーリーに大きく関与してくる春波夫(はる・なみお)が三波春夫なのは当然としても、彼のバンド時代のニックネーム「チャーリー」というのはどうもローリング・ストーンズの(ドラマーの)チャーリー・ワッツのような気がしてならない。 それとケンジの同級生で、北海道に転校してしまう「コンチ」こと今野ユウイチの名前の由来は、やはり音楽評論家であり作詞家でもある今野雄二だろう。(今野雄二は北海道室蘭の出身) まあこういうはなしは同世代の人間ならばすぐに見当がつくことでもあるので、今ここで得意そうに書いてみてもむしろ恥ずかしいことになるのかもしれないが。 それよりも、このあいだ、やはり同世代の(かつての音楽仲間)と、この「20世紀少年」についてあれこれと喋っていたときのことだ。とてつもないことに気がついたのである。 「ともだち」の正体である。 正体というか、「ともだち」の意味するもののことだ。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年02月01日 07時56分30秒
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