「人生の一日」  かまたあきよし

2010/10/29(金)06:57

星野新監督就任を歓迎します

プロ野球(55)

毀誉褒貶いろいろあるだろうが、自分は星野仙一前阪神SDの楽天の新監督就任を支持したい。 確かに北京五輪代表監督としてその手腕にはいくつもの疑問符がつくが、少なくとも国内のプロ球団の監督としての実績は評価されるべきであろうし、自分が支持する論拠もその一点に尽きる。 「楽天イーグルスとはどんなチームなのか」について考えた場合、この人選はベストではないかもしれないがベター以上であることも間違いないだろう。 少ない時間のなかで決断してゆかねばならないプロ球団の人事に対しては過大なものを期待してはいけないと思う。 但しこれもいっておこうかと思う。 田淵幸一氏の入閣(打撃コーチ)は反対である。 いまさら反対を表明してもどうにもならんのだろうが。 反対する根拠は別に「仲良し人事」だからではない。 この田淵という人が選手を育てたり見極めるのに「血液型分析」なんてものを導入して失敗しているのに、そのことに対する反省がまったく見られないからだ。 それどころか田淵幸一という人は頑としていまだに「血液型」信奉しているという。 そういえばこの人の奥さんは一時期「占い師」として活動していたことがあったが、それと関係しているのだろうか。 いうまでもないことだが「血液型による性格判断」なんてものには科学的根拠はまったくないし「統計学」ですらない。 ただの形を変えた迷信でしかないのだ。 そんなもので分類された日には選手だっていい迷惑だろう。 そこだけは譲れないな。 追記 血液型占い、性格分析の類が何故ダメかについての説明をしておこうか。 分けて考えてほしいことがある。 ひとつはこの血液型分類自体が非常にデタラメだということ。もうひとつはこれを導入する人間の資質の問題もあるということ。要するに田淵という人が血液型分類性格判定について語っている内容があまりにも無茶苦茶だったからだ。 それよりも、もっと問題があるのは田淵の口の軽さだろう。 この人、マスコミの記者に対して自分の「血液型による性格分析」をペラペラと喋る悪癖が全然直っていない。 そんなものをマスコミを通じて知った選手たちの立場というものを考えてほしい。 それこそ「やってられねーよ」という気分になるだろう。 成績が悪かったりプレー中のミスについてならば、どれだけボロクソに言われても、結局は自分せいだからと我慢も出来るだろうが「血液型がそうだからだ」といわれて、でどうすればいいのだというのだ。 血液型なんかどうあがいても変えることは不可能なわけだし、それとも両親の組み合わせが悪かったと納得しろということかい? だから「血液型がどうしたこうした」みたいなことはコーチという立場の人間が絶対に口にすべきではないし、コーチならばもっと選手のプレーそのものに目を向けてマスコミ相手に語るべきでしょう。 しかしこの田淵のこの口の軽さという癖もおそらくは「血液型のせい」だろうから直すのを期待することが無理なんじゃないのかな。 真面目なはなしをすると、自分がこの手の占い信奉者(および占い師)のことを断じるのは 占いなんてものにこだわると人はどうしても思考停止に陥るからである。 占いというものにこだわると、人は人として成長しようとするチカラを奪われてしまう。 その危険については皆がもっと自覚的になるべきだろう。そう思っている。

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