「曖昧な現実」は回顧録です
ここに書かれている内容は過去事実として有った事ですが
現在のわたしの状況ではありません
今は、大分楽になったので自分の記録や心の整理を兼ねて
過去を振り返りながらつらつらと綴っています
なので、あまり心配しないでくださいね
「曖昧な現実」
解ける (3)
母の死を経て父の悪夢はなくなった
虫を吸い取った掃除機や
夢の中に出てきた架空の紫の人物と
義理の父や実母を同じ並びにするのは
おかしいかも知れないけれど
義父や母の死に
わたしの心の何かが解けて救われたのは確か
死の呪縛から解けた後、始めての精神科の診察
「やっとちゃんと話をしてくれるようになったね」
こう医師が言った
それまでのわたしは死ぬためにたくさんの薬が欲しくて
治療のためでは無く薬を貯めるためだけに病院に通っていた
余計なことを話して死にたいことがばれて
薬がもらえなくなることが一番怖かった
それに、一から十までの苦しみを全部言ってしまったら
「じゃあそんなに死にたくて辛いなら入院しましょう」なんてことになったら
みんながわたしのことを監視して死ねなくなってしまうそれも怖かった
本当に死にたい人ほど「死」という言葉は口には出さないで
その実行のために着々と準備を積み重ねてゆく
・・・きっと、そういうものなのです
「曖昧な現実」をまとめてあります
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