全て
| カテゴリ未分類
| プレスリリース
| ドライアイ
| 文献発表
| 厚生労働省通知
| 妄想
| 新聞報道
| お勉強
| 前立腺がん
| 医療費
| 原発
| 制がん剤
| 政治
| 自閉症
| 子宮頸がんワクチン
| 哲学
| 宣伝
| 憲法
| 医療用医薬品
テーマ:老化に関するニュース(32)
カテゴリ:妄想
トレードオフという言葉は経済学で使われる言葉です。大辞林によれば「複数の条件を同時にみたすことのできないような関係。失業率を抑えると物価が上昇し,物価を抑えると失業率が上昇するといった,物価安定と完全雇用が二律背反になるような経済的関係などにいう。」ということです。
病気の予防にもこんなことが存在しているような気がします。体制が整った中で長年の疫学調査が行われている久山町の疫学調査では別々の報告ですが、高血圧は薬剤によってほぼ安定期に入っており、心血管酒害が減っています。同時期にアルツハイマー型認知症の患者は増えています。 単純にかんがえれば、脳卒中と隣り合わせではありますが、脳血管の圧力が高ければ、ベータアミロイドは血流によって流され、蓄積することはありません。 がんは例外もありますが、ある年齢層に達すると発症率が上がります。がんの原因を遺伝子のミスコピーの蓄積による細胞の変化とかんがえると、寿命を延ばす予防策はすべてがんの発現を増やしているこQOLとになります。 心不全の薬ではベッドから離れる時間が有意に長くなったのに、寿命そのものは有意に低下しました。これもQOLと寿命のトレードオフの気がします。 高血圧の薬は高血圧そのものにはほとんど自覚症状がありません。しかし、心血管障害で死ぬ率が高いので血圧を安定させます。 糖尿病も血糖は普段から動いていますが、インスリンの働きが弱くなると、目、神経、腎臓に副作用が現れるために薬剤治療を行っています。 心血管障害で死ぬ率が減ることによりあるいは糖尿病性の疾患が減ることにより寿命は延びていますが、認知症やがんが増えています。各々が独立したパラメーターであればよいのですが、トレードオフの状態ですと、平均寿命はある一定のところでのびがとまります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月15日 10時44分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[妄想] カテゴリの最新記事
|