アラ還の独り言

2017/11/17(金)16:33

李下に冠を正さず

政治(13)

安倍首相が加計問題で「李下に冠を正さず」よう計らうと発言したと記憶しています。 実際にスモモを盗む気持ちはないけれども、疑われるような行為は行わないという意味の言葉です。 今回の問題で考えると、特別区で親友を最初に許可を受けさせることは「冠を正している」ことになります。なにも問題がなくても、そういうことは賢人は行わないと言うことです。 従って、安倍首相の「李下に冠を正さず」と言う言葉を忖度すれば。岡山理科大の経営者に許可を出すのではなくて、京都産業大学にいろいろな手伝いを行い申請をさせ、岡山理科大学が工事を行っている土地に何らかの助成を検討して、京都産業大学に獣医学科を開設させなくてはならないはずです。 言葉が軽いというのはこういうことを指すのではないでしょうか。野党もこの言葉に関して何の反応も示しませんでした。周りを攻めても新事実を見つける能力のない野党はこういうところから攻めたらいかがでしょう。(もう手遅れです。学生募集が始まってしまいました。つけ込むなら四国特別枠が少ないことを11月22日までに追求すべきでしょう) 私立大学の設立に文部科学省が許認可できるのは、憲法違反(89条)だと思っているので私は改憲論者です。でもここしか勉強していないので、他の条文は改定した方がいいかどうかは分かりません。9条などは対案があるなら、国民投票の時に考えようと思っています。 言葉が軽いというのは、志がないことだと思います。幼児教育を無償化も軽い言葉です。入れないから困っているのでしょう。施設を増やすことが重要です。そこで近隣の反対を受ける理由等を政府で真摯に検討して、個人の自由は公共の利益によってある程度は抑える必要があることをもっと理解させることが必要です。公共の利益とは現在の政府の利益ではありません。10年後、20年後を考えたときに、託児所、幼稚園は税金を使ってでも作ることがひつようですので、反対住民の説得に当たることが公共の利益です。これは地方の問題ではなく、政府の問題としているのですから、文部科学省で対策委員会を設立して考えることだと思います。許認可にあぐらをかくのではなく、どうすれば箱が増やせるかを考える必要があります。 前文部科学省の官僚がぶつぶつ言っていますが、無視すればいい。岡山理科大にとは無関係に獣医学をどのようにするかを検討する会議で、議事録を読めば、文部科学省が判断を行わない、少なくとも全文部科学省の官僚が仕切っていたときは、文部科学省としての考えを出さないことに関して、民間委員から文句を言われていることがきちんと議事録に載っています。

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