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カテゴリ:お勉強
表記の記事がプレジデントオンラインに掲載されていました。 今日本で一番平均寿命と健康寿命が高いのは長野県だそうです。その原因について考察されているのですが、突っ込みどころ満載です。 そのため昭和40年代(1965~1974年)の長野県では、塩分摂取量が全国で4番目に多く、高血圧・脳卒中による死亡率が高かったのですが、その頃、圧倒的に寿命が長かったのが沖縄県でした。50年の間に、沖縄県と長野県の立場は完全に逆転してしまったのです。 で、83年度に11gまで減ったのですが、都道府県別の塩分摂取量は全国1位のままです。 食事にかける時間の長さです。長野県のそれは1日平均104分と、全国第3位の長さです。これはよく噛んで食べていることを意味します。よく噛むと、食べ過ぎを予防し、肥満を抑えます。その結果、長野県は全国でも、病気のもととなる肥満の割合が少ない県の一つです。 1位ではないんですよね。 野菜摂取量の多さです。野菜が身体によいことは常識でしょうが、どうしてなのかは専門家の間でも答えがわかれるところで、今では野菜に含まれる「適度な毒」が、ストレスへの抵抗力を強くする、という考えが主流になってきています。 この記事には引用文献がありません。はあそうですかとしか言えないのです。具体的なデータも分かりません。 味噌もキノコも、生産量だけでなく、人口当たりの消費量も長野県が全国第1位です 長寿で健康であればいいのですが、認知症の65歳以上の人の罹患率は2.6%と全国8位なんですが。ちなみに一位は滋賀の2.99%です。 Shibata H.etal.Nutrition and Health 8:165-175,1992によると100歳以上生きている人の食生活の特徴は肉をたくさん食べていることです。人生100年時代には長野モデルでは無理なのかもしれません。この原因は「第2回日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会 資料」では90歳以上になると低アルブミン血症の発現率が18%ぐらいとなり、85歳から90歳の6%前後と大きく異なることが原因と推定されています。 長野県が長寿県となり、沖縄県がかつての長寿県から脱落したことに関しては色々原因が考えられます。しかし、この記事のようにええかげんな根拠を上げることは、訪中央病院院長の鎌田實先生にも失礼だと思います。あるいは、日本人にとって11gまで減塩すれば十分であると主張するのですかね。(私はそれに賛成ですが) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月08日 13時22分03秒
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