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テーマ:気になったニュース(30405)
カテゴリ:自閉症
海外の健康ニュース(HealthDay News) をまとめたビヨンドヘルスの海外トピックスの中に「ペットの猫が自閉症の子どもの症状を改善、米ミズーリ大の研究で『犬より猫の方が適している可能性がある』」がありました。
英語の健康ニュースが日本語訳で読めるので、便利です。が、抄訳なので、誤解を与える場合が有ります。 英語の方は「The Family Cat Could Be Good Medicine for Kids With Autism」 これは「Exploratory study of cat adoption in families of children with autism: Impact on children's social skills and anxiety 」(リンク先ではアブストラクトとで試験デザインと方法、結果と結論は見ることが可能ですが、全文は有料です) 論文の内容は、動物治療には訓練された動物が使われているが、自閉症の子どもが保護ネコの飼い主になった場合に効果があるかどうかを予備的に検討するために行い、11例で良好な結果が得られたので、予備試験としての役割を果たした、今後拡大したいという内容の論文です。 この論文に関して著者にインタビューしたのがHealthDay Newsです。ですから、論文の内容以上のことが書いてあります。何故、ネコを選んだのかに関して、動物療法で用いられるのは犬の方が多いのと、今回は保護された動物に対して飼い主になることが目的ですので、犬は吠えるので、自閉症の子どもたちに悪影響を与える可能性があります。ですから、吠えないネコを選んだのです。ということばが出ています。犬とネコでのASDの子どもに対する比較を行ったわけではありません。 日本語抄訳の副題『犬より猫の方が適している可能性がある』ということは、文献はもちろん、HealthDay Newsでも記載はありません。訓練した犬は既に効果がある事が示されています。今回は保護動物を使うことから、吠える可能性があるので、ネコを選択しただけです。 こういう記事はやはり英文で確認した方がいいかもしれません。単に文献のタイトル探しだけにしか役に立たないとは言い過ぎかな。しかし、HealthDay Newsのネコの写真は可愛い。(引用して大丈夫かな) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月10日 12時59分34秒
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