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アラ還の独り言

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2021年02月25日
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カテゴリ:お勉強



表記の内容に関する文献が発表されていました。

過去形で書いたのはオリジナルを読んだのがm3.comの臨床ダイジェストに臨床ニュースとして紹介されていたからです。オリジナルのリンクが張ってあったので、オリジナルを探すのが簡単でした。

朝日や毎日、読売、産経、日本経済新聞及び時事通信ではこのリンクがはっていないので、オリジナルを探すのに苦労します。どこが見つけたのかである程度目星をつけて、それを英語に直して検索。あと記事からデータとして使えるのは発表日付ですが、これも書いていない記事が多い。

海外の新聞では雑誌名が書載っています。日本ではランセットならば雑誌名がのっていますが、他の専門誌の場合には雑誌名も省かれています。

あだしことはさておき

既存疾患のない人では、アテローム性動脈硬化症リスクスコア、フラミンガム・リスクスコア、QRISK2リスクスコア調整後、SBPのAIDと心血管イベントとの関連が認められた(5mmHgごとのハザード比は、1.04、1.04、1.12)。
と臨床ニュースでは記載されていますが、このハザード比は有意差はありません。

「連続した血圧測定値に基づく知見から、SBPの左右差の正常値は10mmHgまでに下げることが示唆される」と著者らは述べている。
これは前の文章で5mgのデータしかだしていません。オリジナルでは10mmHg以上ではリスク比に有意差がついたと記載があります。「連続した血圧測定値に基づく知見から」という訳の分からない文章は前の文章と矛盾することから無理やり整合性を取ったのかもしれません。

この総説の意味は血圧値だけを見てはいけないということを試験を行わなければならないことをこれから臨床試験あるいは疫学調査を行って確認すべきと言うことだと思います。

両腕の血圧差は一般的な測定項目ではありません。また、同時に測定することに意味があるかどうか分かりません。計ってみたら、そうなっていたという文章もオリジナルにあります。この差はなにによってできるかを調べなくては、差をなくすにはどうしたらよいか分からないと言うことになります。また、両腕の差をどのように測定するかどうかの問題が残ります。

これからの血圧測定に対して、問題を提起するレビューではありますが、色々検討点が残ります。また、今後血圧がウエアラブル端末で連続測定できるようになったときにそちらの検討の方が重要かとも思います。自分の血圧は低いSBPは110(睡眠時が多い)で高いSBPは170ぐらい(食事中が多い)ので差は60もあります。大丈夫かな、シランケド。




この文献では高血圧、糖尿病など他のリスクも記載されています。タバコは2を超えて一番高くなっていました。異常コレステロール症を見たわけではありませんが、コレステロール値は1を切っていました。





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最終更新日  2021年02月25日 11時59分57秒
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