三世代コホート調査へのご協力が10,000人を超えました
三世代コホート調査へのご協力が10,000人を超えました出典:プレスリリース 2014年9月5日、東北メディカル・メガバンク機構は2014年8月29日に、三世代コホート調査にご参加された方が10,000人を超えたことを発表した。 内訳は妊婦さん5,000人以上、生まれたお子さん1,800人以上、お父さん1,100人以上、おばあさん・おじいさん800人以上、生まれてくるお子さんのごきょうだい1,100人以上です。 三世代コホート調査の目的は震災復興事業としての地域医療への貢献と最先端医科学としての貢献。 病気の原因遺伝子を探す場合、病気を持つ人と持たない人のゲノムを比較することがよく知られています。しかし、そもそも血縁関係のない人同士のゲノムはおよそ3,000,000箇所もの違いがあるのです。もともとこんなに違いがたくさんあるのに、その中から病気の原因となる違いを探し出すのは容易なことではありません。 一方、親子関係にある二人のゲノムは、100箇所程度の違いしかないと言われています。 このことからもわかるように、家系情報を考慮せずに、病気を持つ人と持たない人の遺伝子を比較するより、家系情報を関連させながら分析する方が、より効率的に疾患要因を特定できます。三世代コホートを調査することにより、より早く病気の原因や治療方法が明らかになる可能性があります。 10年後が楽しみです。