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テーマ:『萌え』について!!(124)
カテゴリ:メイドカフェ
「最近、秋葉原で開店したメイドカフェの中では一押しです」
静岡市の某メイドカフェで、そう力強く紹介されたのがシャッツキステです。 ソフマップ本店より、さらに奥に入ったところ。 「液晶ばんばん」というお店があるビルの5階(マップはこちら)。 @ほ~むさんのようなでっかいそれとは、まったく対照的なごく地味な「Schatzkiste」というカンバンがあります。 注意していないと見つからないでしょう。 階段はいかにも雑居ビルといった、雑然とした趣です。 が、とびらを開けると、とたんに100年、時をさかのぼったのかと錯覚します。 いい具合に年月を重ねた風の、木の壁と天井。 石畳っぽい床。 家具は、アンティーク、それも、貴族趣味ではなく庶民派のそれ。 アンティーク家具をそろえたメイドカフェは他にもありますが、シャッキステのようにレジまで古風な店は、唯一では? 電球(白熱灯?)の照明、並ぶ絵本にボードゲーム。 メイド服は清楚なロングスカート。 メイドさん達は、落ち着いていて物腰やわらか。 「てやんでぇ、こちとら江戸っ子でぇい」と粋でいなせな親方でさえ、ですます調になってしまうのでは?と思えるほど品のいい空間。 10人も入ればいっぱいになるほどの、こじんまりとした店舗ですが、癒しの密度は最高峰。 「メイドカフェの中では」という但し書きを抜いても、ここまで上品なカフェは、そう数はないでしょう。 地上に秋葉原の喧騒があるとは、とても信じられません。 料金は30分500円で、ホットかアイスの紅茶がつきます。 たくさんお客さんを入れられないお店であることを考えると、これ、そうとうがんばった(安い)金額です。 紅茶は少なくなってくると、順次メイドさんが継ぎ足してくれる仕組み。 別料金でクッキーなどのお茶菓子が注文できます。 こう書くと「メニューがさみしいな」と思われるかもしれませんが、まったくの杞憂です。 お店に流れる静かな時に身をゆだねているだけでも、満足できます。 シャッツキステにいると、この静かな時さえあれば、人生はじゅうぶんなんじゃないかと実感してしまいます。 自宅あるいは日々の生活の中に、こんな時間をもつことができるなら、それ以上何が必要だろうか。 ロハスやスローライフがこういう時間のことを意味するなら、なるほど、確かにそれらは人の幸福を約束してくれるのだろう。 まじめに、そんなことを考えてしまいます。 忙しい日常で何かに疲れた、 イベントやゲーム主体のイベント系メイドカフェが合わない、 メイドさんは好きだが「萌え」はいまいちピンとこない、 メイドカフェには何より癒しを求める、 絵本やアンティークが好き、 メイド服はロングスカート以外認めない、 といった方々は、一度行ってみる価値のあるお店です。 こんな感じのキーに、入店時間を記した紙を着けてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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