|
カテゴリ:アニメ・ゲーム・コミック
某レストランでチーズセットを頼んだら「秋葉原愛好家さんだから、一般的じゃないチーズを選びました」とシェフに言われた(笑)、秋葉原愛好家です。
(どーいう意味だ(笑)) 絶対可憐チルドレン15巻。 ここで小学生編が終わります。 ~~~ 以下、ネタバレありです ~~ この巻のメインは「オーバー・ザ・フューチャー」でしょう。 語られる物語も、この作品のメインである「特別な力を持った者の過去との対峙」となります。 天才であるが故に、周囲から拒絶された皆本の過去に、ケリをつけます。 どういう風にケリをつけるかは本編を読んでもらうとして。 ピックアップすべきは「ムダな過去なんてない」というセリフでしょう。 個人的な意見を語るなら、過去をムダにするかどうかは今の自分しだい、というほうがより正確だとは思いますが・・・ それはさておき、「絶対可憐チルドレン」の全編に通じるとともに、作者の椎名高志さんの漫画化人生をも彷彿とする言葉ですね。 人並みはずれた知性や能力を持つキャラが、傷ついた過去を乗り越えるストーリーは、「GS美神」以来、思うようにヒットの出なかった椎名高志さんが「絶対可憐チルドレン」で返り咲く過程に重なるものを感じます。 阻害されたことも、思うような結果が出なかったことも、そんな過去も「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ」にはならない、ってことなんでしょう。 で、そういう、ともすればシリアスOnlyになるテーマを、軽くギャグをかましながら進めるのが椎名流(と私は思っています)。 パロディも多くて、「アタシの金八先生」「たすけて ぬ~べ~」「フィーバーそうよ」の先生物3連発は秀逸。 最後のはちと分かりにくいですが、熱中時代の教師編のOPの歌詞のパロディですよね。 わずか3コマにここまで詰め込むとは、さすがです。 しかし・・・同じ天才と超能力者のコンビでも「エスパー魔美」の魔美と高畑さんは、ずっと世渡りがうまいですよねぇ。 特に高畑さんは、皆本と同じ天才肌でありながら、「テストをわざと間違えて、才能を隠す」術を心得て実行しているのですから。 もっとも、これは「エスパー魔美」の描かれた時代より、今のほうが特別な能力を持つヒトに冷たいから、描き方が変わらざるをえなかったのかもしれませんが。 絶対可憐チルドレン(15) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月21日 22時54分54秒
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ・ゲーム・コミック] カテゴリの最新記事
|
|