テーマ:英語のお勉強日記(8007)
カテゴリ:TOEIC 総合
先日、あるメルマガでTOEICのネット教材が紹介されていた。
英検友達のゆきぷさんとも 「もうネット教材を買うのはやめよう」と言っていたのだが、 今回は 「この教材では英語力は伸びません。TOEICの点数だけを伸ばします」 という宣伝文句が何か気になった。 TOEIC力を伸ばす方法は いろいろな本や教材で語られてきたはず。 目新しいことがあるのだろうか。 そうだとすれば、ちょっと見てみたい。 で、買ってみた。 本来1万円以上する教材が、 期間限定で単行本1冊程度の値段になっていたから。 これが正規の値段なら、絶対買わなかったと思う。 まあ、この値段なら新しいTOEIC本を買ったと 思えばいいかなという気持ちで購入。 で、いろいろ気になることがあった。 そもそも、私は「はずれ」のTOEIC本を買ったことがほとんどない。 最初からネットで情報収集をしたし、 情報収集をするうちに、 信用できるTOEIC教材を選ぶ目が養われてきたから。 ちなみに、「これは買って失敗した」と思った本は、 まだTOEIC対策をしていなかった、旧TOEIC時代に買った本で、 ☆旧TOEIC時代に作られた文法の本 これは私には合わなかった。 で、この本、なんと新TOEICになってもまだそのまま売っている。 これはねえ、新TOEICではあまり使えないと思う。 (TOEIC本を整理したときに処分) もうひとつ ☆新TOEICになってすぐに発行された初心者向けの本 で、これはブックオフで見つけ、あまり深く考えずに買ったのだけれど あまりにも表面的な話ばかりで、 しかも新TOEICになってすぐに発行されているから 問題の質もなんかイマイチ。 初心者にもあまり役に立たないだろうなと思った。 (すぐに売っぱらいました) で、くだんのネット教材。 断っておくが、これは私の個人的な意見。 テクニック自体は極めて真っ当だった。 が、何しろ模擬試験の質が悪すぎる。 突っ込みどころは枚挙にいとまがないが、 ☆Part1で、分詞構文を含む長い複文がナレーションで読まれる。 これにはびっくり。 しかも、写真を見て判断できないナレーションも(間違いの選択肢でだけど) 読まれる。 ざっと数えた感じ、ナレーションの1文の平均は30ワードを超える。 いやあ、あり得ない。 おそらく、 「これをやっておけば本番ではやさしく感じる」 ということでこんな問題がつくられたのだろうけれど、 「本番と同じ形式でほぼ同じ難易度」というのは 絶対はずせないポイントだと思うの。 この教材の開発者は、TOEICをあまり受けたことがないのかもしれない。 ☆Part2で、語尾上げナレーションが! Part2の問題自体は、本番と同じような形式でわりとよくできていた。 しかし、アメリカ人(か、カナダ人)の女性で 「語尾上げ」で話す人が。 このナレーターの全部のナレーションがそうというわけではなかったので これも演出のひとつかもしれないけれど、 そして日常会話ではこんな話し方をする人がいるのかもしれないけれど、 単語ごとに語尾を上げるのって、 TOEICではあまり聞いたことがない。 ☆Part3、Part6で、ありえない選択肢が 選択肢をみただけで「こりゃあ絶対TOEICには出ないでしょう」 という単語が入っており、ちょっと面白くて笑ってしまう。 ビジネスにはあまりふさわしくない単語。 ☆Part7のメール文のクオリティに疑問が DPで、上も下も「カジュアルなメール」というパターンを 私は知らない。 しかも、「TOEIC界の住民は良い人」という原則を 覆してしまうメール。 TOEIC国では、オーダーが遅れたり、違ったものが届いたり、 請求書が2枚来たりすることは往々にしてあるけれど、 基本、TOEIC界の住民は良い人なんです。 ☆Part7のDPに両文参照型がない DPが二つあったら、私なら必ずどちらかに両文参照型を入れる。 絶対になければならないわけではないけれど、 二つあるならどちらかには通常入れるでしょう。 ということで、これが書店でこの値段で売っていたら 絶対に私は買わないと思う。 クリックいただけたら、すごく励みになります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.06 20:47:26
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