主従関係ってなぁ~に?
「犬との主従関係築けてますか?」いきなりですが、今日は真面目なお題です。なぜ、このテーマで書こうと思ったかと言うとよくお客様からこんな話をされます。・主人の言うことは聞くのに、私の言うことはさっぱりで・・・・私に噛んでくるんです。・散歩で私の行きたい方に進んでくれない。・餌の皿を取ろうとすると怒るんです。・いたづらばかりするんです。・お布団で一緒に寝てるんですけど・・「これって主従関係が築けてないんですよね?」ん・・・・・これに関してはお答えが難しいのです。「主従関係」を否定しているのではなく、「主従関係」が必要?という所で疑問に思っているので「築けてません!」とも「築けてます!」とも言えないのです。そして、たいていの方は「主従関係」が築けているのかわかりませんよね?私も学校でシェパードの服従訓練をしていたとき何度もこのテーマで悩んでは壁にぶち当たっていました。「主従関係ってなんだ?」「主従関係がそんなに大事か?」「どうだったら主従関係が築けたというんだ?」「これで主従関係が築けていると言えるのか?」目に見えない分、とっても分かりづらい分野なんですよね。目で見たもの、心で感じたものしか信用しない私がいるので主従関係については答えがいまだに見つかってません。そもそも、犬との関係に「主従関係」が必要なのか!ってことです。命令なんてしなくても、体罰を与えなくても、褒めちぎっておだてなくても・・私のソバにいてくれるってだけの関係でいいのではないか?って思えるのです。なので、絶対ではなく。「そこにいてもらえるかな?」「そこにいて欲しいな」「ここにいてくれると助かる」「それ欲しいな」「それ取って欲しいな」「ここでオシッコしておいてくれるかな?」と言うような、生活の中で共に暮らして行くためのアイテムをこちら側が提供し、犬自身でそれを感じ学んでくれるようになることが望ましいと考えているのです。なので、こちら側の希望を叶えてもらうための躾はとても大事になってくるわけです。「そこにいて欲しいのに」走り回られていたら困るのです。「足を拭きたいのに」噛まれたら嫌なんです。「歯磨きしたいのに」噛まれたら嫌なんです。「ブラッシングしたいのに」逃げ回れたら困るのです。「おいでって呼んだのにこない」は危ないのです。なので、命令ではなく、叱るのでもなく教えていく、伝えていくことは大事なポイントなんですね。ちょっと話がずれたような気がするのですが・・・飼い主の指示に従う。・飼い主を噛まない。・飼い主とアイコンタクトが取れる。こんなことが出来ると「主従関係」が取れてる気がしちゃってませんか?でも・・・ソバで怯えてませんか?・指示がないとどうしていいか困ってませんか?・いつでも逃げ出したい気持ちでいっぱいではないですか?・アイコンタクト出来る犬はカッコよく見えます。けど・・犬のカラダにとっては負担な姿勢だと思いませんか?(ほどほどがいいです)それでも「主従関係」が取れていると言えますか?私は違うと思っています。訓練犬であっても、心ない命令は犬も負担に感じているでしょう。人もリーダーになる必要もなく、力を抜いて犬に寄り添い、共に活動し、共に作業をするです。生き生きと、共に作業をしている訓練犬たちはもの凄くカッコいいです!また、家庭犬も同じです。一緒に行動する楽しさをしり、一緒にいる安心感を得ることそんな姿を見るとお互いが癒されますね。「主従関係」という言葉に囚われず犬が犬としてのバランスをとり生活を共にできるように私たちはサポートしていけたらいいなって思ってます。私にとって・・犬と猫とわたしの理想空間です。buddy's house* おうちへおいで 犬と猫とわたしの理想空間*