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カテゴリ:音楽のお仕事・活動
楽しかった! 新しい試みをするということは、本当に楽しいことです。 でも正直大変でした。キャパ140、コンサート時間1時間半と比較的こじんまりしたものだったにもかかわらず、いろいろなことが重なり、今までの中でしんどかったライブのベスト3に入るかもしれません。 まず聡子さんが出産前後で出演以外の戦力にほとんどならなかったこと。チラシ作りや全体の構成、演出等をほとんど一人でやらなければなりませんでした。加えて私自身も、出産前は聡子さんの代講に、出産後は子守に時間を取られて、戦力外に・・・。2人で覚悟して日程も決めたのに、状況の大変さは想像をはるかに超えていて、日々あせりが増しました。 次に会場がプラネタリウムという初体験の場所だったこと。このハコをどのように生かしていけばいいのか、勝手にリクライニングするいすや、映像、画像、照明等をどう使うか、皆目見当がつかず、悩みまくりました。最終的には、前半はミュージカルとディズニーの曲をプラネタリウムの照明を使って華やかに、後半はがらりと雰囲気を変えて、場内暗くして抒情歌を癒し系の風景画像を天井に写し出しながらしっとりと、という多分前代未聞であろう構成と演出に落ち着きました。 抒情歌では、フルート以外にも、ピアニカ、オカリナ、ソプラノリコーダー、アルトリコーダーも使用しました。 そして次は、突然はまった「抒情歌」の無間地獄(笑)。もちろん今までも常に演奏してきてはいたのだけど、このように抒情歌に特化したプログラムを組んだのは初めてでした。その繊細さと奥深さはわかっていたつもりだったのに、あるときそれを表現しきれない自分にいらだち絶望的な気持ちになってしまいました。本番でも思う音がなかなか出せなかったけど、もう一度向き合ういいきっかけになりました。 そしてもうひとつ、本番の時の会場の暗さ。リハーサルである程度経験はしていたのだけれど、実際本番になるとこれは大きな負担になりました。手元に十分な明るさのランプを使用すると、天井の星空が見えにくくなるため、最低限の明るさしか使えません。私は楽譜をA3をA4に縮小コピーして見開き4ページ分を見ているのですが、それすら私と同年齢の友人からは驚異的と言われています。それに暗さが加わるとその疲労度は想像以上でした。 そんなこんなの中でもどうにか無事終えたとき、「素晴らしかった」「癒されました」などたくさんの温かいお声をいただきました。特にうれしかったのは、オペラ歌手を目指して、オペラアリアを勉強中の20代の友人が、「日本の曲も歌ってみたくなりました!」と言ってくれたこと。今度又機会があれば、今回の問題点を克服してもっと余裕を持って皆様に癒しの音楽をお届けしたいと強く思いました。 いらしていただいたお客様、主催の財団職員の方々、ボランティアスタッフのみなさん、ベビーシッターを買って出てくれている30年来の友、裕子さん、共演者の聡子さん、洸太くん、美佳ちゃん、ほんとうにありがとうございました。 あまりにいっぱいいっぱい過ぎて、すっかり写真を取り忘れました。残念!なので洸太くんのブログから無断で拝借。うちでのリハーサルの時のものです。 これから残務処理と、今日まで先延ばししてきたことの処理、年内まだいくつか本番があるのでそれの準備にかかりたいのに、今はまた5時間の子守当番中です(ため息)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月18日 14時05分44秒
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