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UN VIOLIN PARLE「ヴァイオリンは語る」ジャック・ティボー著は自発的にヴァイオリンを弾こうと思い始めた中学生の時に読みました(遅いんですけど)。
家の書庫にあった本は古くて、漢字も旧漢字、活字の組み方も古の方式。昔は新潮社から出ていました。 若き日の天才ヴァイオリニストの感じる心が、そのまま伝わってくるとても良い本。 海外文学が好きなので、白水社のソフトカバーのuブックスをよく買います。 そのシリーズに「ヴァイオリンは語る」が復刊されているのを見つけてぱらぱらって読んでみると同じ内容でも雰囲気が一変。 白水社の新しい活字で読むと現在のわたし達と同時代の息吹が感じられるんです。 活字と漢字でこうも違うなんて。 白水社が復刻するまでは、ずっと手に入りづらい本だったはず。 こういう本が復刊されて良かった。 書店では音楽のコーナーよりも、海外文学の白水社のuブックスのところに並んでいることが多いようです。 「こうもり」なんてなつかしい。 わたしの頃もやっぱりシュトラウスIIで「ジプシー男爵」「皇帝円舞曲」でした。 それから「トリッチ・トラッチ・ポルカ」など。 今はシュトラウスのオペレッタというと、それぞれ歌が浮かんできてとっても馴染み深いけど、高校一年の頃はえらく難しい作品群に見えました。 最初の頃は随分耳に頼っていて(本当はあまりよくないこと)、ロリン・マゼール指揮のシュトラウスIIを参考にしていました。 今思えばマゼール解釈ってスタンダードとは程遠いのに。 各地から集まってオーケストラを組む音楽祭に夏休みに参加して、いきなり曲が「キャンディード序曲」「3楽章の交響曲」「海」なんていう、当時は絶対無理~の曲が並んでて、見た瞬間泣きそうになったのを思い出します。 それもなんとかこなしていくと、キャンディードどころか同作曲家の難曲「セレナード」をすることになっても心穏やか♪ 変わるものですね~。 週末は京都へ行ってきます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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