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カテゴリ:真田fanの日々
終わった… 終わってしまった…
満足感と虚脱感でしばし呆然。 夏の陣の興奮のあとの、余韻のような最終巻でした。 家康亡きあとの秀忠がやっぱり難癖つけてきて、それを無事切り抜けるくだりはワクワクしましたが。 馬場彦四郎の一件で、生き延びたお江が信之様を助けるあたりもおもしろかった。 幸村命だったお江が、信之様をあらためて見直してくれたのはうれしかったです。 でもでも~! 信之様ってば、なんでここにいたってもお通に恋慕するかなあ(怒!) 私の気持ちは右近と同じ。 天下にまたとなきお方である信之様なのに、齢50も超えて、自分より年上の老女(見た目は若いらしいけど…)にみっともなく執心してくれるなよ~! そのせいで右近をずっと京都に据え置くし。早く故郷に帰りたがってるのに、右近かわいそう。 幸村の遺髪が届けられたときの感動も半減しちゃったよ。手紙の内容が素っ気ないからって落胆するなんてさ。 でも、上田から松代への国替えで、出て行く信之様を領民たちが涙ながらに見送るラストシーンにはやられました。 最後の最後に何ともいえない余韻を残して終わる。名作たる所以ですねえ。 真田家はこの後、幕末まで松代10万石を守り通したとか。 そうだったのか。 信之様も93歳の長寿だったとか。 小松殿が亡くなった際は、自分も永くないなんて言ってたのに(^^) 信之様の死後、85際の右近が殉死するとは… この主従も、幸村・佐平次に劣らず、深いさだめのもとにあったのですね。 三九郎のその後は、いかにも飄々としていいですねえ。 池波正太郎には、三九郎を主人公にした本が別にあるようなので(各巻末の紹介で見た気がする)、また探してみようと思います。 とりあえず、次は「真田騒動」を読みます。 90歳を超えた信之様が登場するのかな。楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.01 06:24:48
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