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                           ペットハウスに住む人々 

ペットハウスに住む人々 

しつけ

犬のしつけ
 しつけについての考え方
犬のしつけと言うのは子犬時代だけでなく、犬の生涯にわたって行っていく事だというのを覚えておいて下さい。
人間社会のルールを犬は知りません。
犬にとっては当たり前の事も人間社会では非常識な場合があります。
人間社会のルールを飼い主が根気よく教えていきましょう。
しつけは飼い主が犬との生活を楽しく送る為にも、他人に迷惑を掛けない為にも必要な事です。
 しつけの基本
犬への命令は簡単なものでも1度だけにして、必ず実行させるようにします。
命令は必ず目と目が合ってからにして、命令する時は『低く、強い調子』で命令します。
ヒステリックに金切り声をあげたり、頼むように言ってはいけません。
命令が出来た後は必ず誉めてあげましょう。
誉める事なく命令を続けると、折角のしつけも次第に忘れてしまいます。
しつけのトレーニングは、毎日10分を数回に分けて行います。
子犬の場合は、飼い主や家族に慣れてから始めましょう。
日常生活の中でも、しつけを常に心掛けましょう。
 基本的に教えたいしつけ
・アイコンタクト(犬が飼い主の目を見る)
・座れ 伏せ 待て 来い
・トイレのしつけ
・無駄吠え
・人への飛び付つき
・拾い食い
・犬の体のすみずみまで飼い主に触らせる
 アイコンタクト
アイコンタクトは、しつけを成功させるために必要な集中力を養います。
まず犬と人間の目線の間に、おもちゃや褒美を持って来て注意を引き付ける。
犬の名前を呼び、一瞬でも目と目が合ったらすぐに誉める。
コツとしては、犬が興奮していない時を狙った方が良いです。
他に、エサ等を与える前に必ず犬の名前を呼び、目と目が合ったら与えると良いです。
 座れ
「座れ」は、飼い主からの次の指示や合図があるまでの待機姿勢です。
幼い頃は遊びの中で教えると良いです。
軽く腰を下へ押してやると自然に座った形になるので、すぐに誉めてあげましょう。
言葉と行動が結びついたら、リード(ひも)を利用すると効果的です。
右手にひもを短く持ち、犬は自分の左側につかせます。
ひもを上に軽く引き、左手で犬の腰を下に押します。
「座れ」と声を掛けながら行って下さい。
座ったら、ひもを下げて誉めてあげます。
すぐに立ち上がらせてしまうと意味がよく分からないので、しばらく腰を押したままで誉めてあげます。
さらに、ひもを引く力を序々に弱くして、命令を聞いただけで座るようにしましょう。
 伏せ
「伏せ」は、服従心を養います。
犬を待機させる姿勢ですが、犬にとっては「座れ」や「待て」と同様に服従の姿勢なので、気おくれする犬や嫌がる犬もいます。
まず犬に座れをさせます。
そこから両前足をつかみ、手前に引いてあげると伏せになります。
ひもを使う方法は「座れ」をさせてから、右手でひもを犬の首下で持ち、下へ引きながら左手は犬の肩を押します。
「伏せ」と声を掛けながら行って下さい。
自然に地面に伏せたら、その姿勢のままで誉めてあげて下さい。
今までの動作に、手のひらを地面に向け「伏せ」と声をかける方法もあります。
出来るようになったら、立った状態からの「伏せ」や歩いている状態からの「伏せ」もやってみましょう。
 待て
「待て」は、服従心と冷静さを養います。
危険な行動や事故を予防出来ます。
食事の場合、器を置く前に「待て」と命令してから器を置きます。
最初は数秒から始め、序々に長くしていきましょう。
ひもを使う場合は、犬に「座れ」をさせてから片手を出し制止の合図をします。
「待て」と声を掛けながら行って下さい。
犬との距離を広げたり、犬のまわりを回ったりしても動かない様にします。
犬が動こうとしたら、元の位置に戻ってやり直して下さい。
「待て」が出来たらこちらから犬の場所まで行って、誉めてあげて下さい。
始めは静かな環境の方が集中できますね。
ただし、このしつけは幼い犬には無理があるので長時間は行わない様にしましょう。
 来い
「来い」は、服従心を養います。
危険な場所へ行かせないための呼び戻しとして使えます。
犬の名前を呼んだ後に「来い」と命令し、手を叩いたり、屈んだりしながら呼び寄せます。
呼び声に反応したら誉めてあげます。
ひもを使う場合、まず犬を「座れ」「待て」で静止させます。
ひもの長さいっぱいまで人が後退し、しばらく待たせてから「来い」と声を掛けます。
その時に体を低くして、ひもを引きます。
時間がかかっても、犬が来たら必ず誉めて下さい。
最初は室外で行うと周りに気を散らして、うまく出来ない場合がありますので、室内で行うと良いですね。
信頼関係が深いほど室外でも容易に出来ます。
瞬間的にひもを強く引くのがコツです。
ひもがなくでも出来る様になったら大成功です。
 トイレのしつけ・基本編
トイレは、寝場所や食事場所から少し離して、落ち着ける部屋の隅等に置かないと、トイレ失敗の原因になります。
また、置き場所を一度決めたら変えないようにして下さい。
犬が混乱してしまいます。
犬がソワソワする、急に床や地面を嗅ぐ、グルグル回る等の行動をしていたら、トイレへ連れていくチャンスです。
トイレから出ようとしますが、終わるまでは制止します。
ちゃんと出来たら誉めてあげて下さい。
犬は元もと清潔好きなので、トイレの場所を決めてあげたら、そこでするようになります。
飼い始めの数日で集中的に教えましょう。
外だけでトイレをさせるのであれば、『基本は外だけど、室内でも出来る』というようにしつけると将来的に色々と楽ですよ。
 トイレのしつけ・応用編
使用した後のペットシーツ(トイレに敷く吸収シート)の尿を少しだけ新しいペットシーツに付けると、その臭いでトイレの場所を早く覚えます(市販のしつけ剤などもあります)。
トイレの周りにも新聞紙を敷き、その範囲ですることを教えます。
少しずつ新聞紙を小さくしていき、最終的にトイレだけでするようにします。
トイレも命令するだけで出来るようにしつける事も可能です。
普通に犬がトイレをしている時に「ワン・ツー」(日常的にあまり使わない言葉なら何でも良い)と声を掛けます。
すると、徐々に犬がその言葉をトイレのサインだと感じて、トイレをするようになります。
 トイレのしつけ・粗相編
見ている前で粗相をしたのであれば、すぐに叱ります。
時間がたっていれば、そ知らぬ顔で片付けましょう。
時間が経ってから怒っても、犬は何を怒られているのか分からないのです。
叱る時は、鼻を手でつかんで、粗相した場所のにおいを嗅がせ「ダメ!」や「こら!」と叱ります。
同時に手で軽くたたく真似をします。
粗相した場所は消臭剤で臭いを綺麗に消し取っておきましょう。
 無駄吠え
「犬が吠えるのには様々な理由がある」と言われています。
それだけに「犬は無駄に吠えてるんじゃない!」というのも確かなのです。
しかし、実生活で近所や他人に迷惑をかけるなら、しつける事は大事なのです。
吠える主な原因には、
・感情の現れ(喜び、悲しみ、要求、警戒等)
・リーダー願望の現れ
また、運動不足にさせたり、精神的に良くない場所に犬小屋を置いたりすると、欲求不満で吠え続ける場合もあります。
しつけ方としては、催促等のワガママでの場合は黙るまで無視して、吠えても無駄だと教えます。
危険や不安等で吠える場合は犬の習性、本能の部分なので怒鳴ったりせずに、気付かれない様に側に音をするモノを投げます。
すると、驚いて黙ります。
犬には「天罰が下ったんだ~」と思わせる様にしましょう。
 無駄吠え・余談編
犬は基本的に自分の主人の家を守る性質があり、来客に吠えるクセは成犬になってから取り除く事は非常に困難で、出来ないとも言われています。
ちなみに我が家の犬は、成犬になってから来客に吠えるようになりました(苦笑)
 人への飛び付き
人に飛び付くのは、嬉しくて飛び付く事が多いです。
しかし、相手(お年寄り、子供、犬嫌いな人等)によっては危険なのでやめさせましょう。
方法としては、飛び付いて来た時に無視する(嬉しくて飛び付いて来るので、怒ってはいけません)。
あれ?と気付いて、飛び付くのをやめたら「お座り」「待て」をさせて、出来たら誉めてあげましょう。
他には、飛び付いて来たら犬の片足を軽く踏んで、不快な思いをさせる方法もあります。
声を出して叱るのではなく、犬自身が学習して「人には飛びかからない方がいいんだ~」と教えてあげるようにしましょう。
 拾い食い
道端には食べてはいけない食べ物、道草、園芸用の植物等があります。
場合によっては重大な事態になるのでやめさせましょう。
拾い食いをするのは、自分で食べ物を見付けて、食べる楽しみがあるからだと言われてます。
しつけとしては、食べ物を見付けても戻って来る様に呼びます。
戻ってくれば褒美をあげて、誉めましょう。
すると「食べなければ褒美を貰えるんだ~」と、思うようになって拾い食いをやめるようになります。
 拾い食い・余談
拾い食いをする理由として、現在の食事の量が少ないというのがあります。
しかし、食事量を増やすだけではオーバーカロリーになってしまうので、市販されている低カロリーのダイエットフード等を与えると良いです。
ダイエットフードの場合、普通のドックフードと同じカロリーでも食事量が1.5~2倍ぐらいになります。
あと、食べてるドライフードを水や湯でふやかすだけでも、満腹感が得られます(栄養分が逃げるので、水や湯は捨てないようにします)。
他に、散歩中にお腹がすいている為とも考えられるので、散歩前に食事をするのも一つの手ですが、散歩時に激しい運動をすると犬の体に良くないのであまり勧められません。
 犬の体のすみずみまで飼い主に触らせる
体を触らせない犬は、例えば病院等の診療を受ける場合に困りますので、必ずしつけましょう。
体を触る為には、毎日欠かさず犬のグルーミング(手入れ)をします。
最初は嫌がっても、少しずつ、優しく声をかけながら行いましょう。
慣れてくれば、犬の嫌がる部分も触れる様になります。
根気良く、優しく続ければ、犬は触れる事をリラックスして受けるようになります。
優しく声をかけながら、犬の体のすみずみまで触ってあげましょう。
この方法は、リーダー願望の抑制にもなり、健康状態もチェック出来る良い方法です。


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