ソロモン王が書いたと言われる旧約聖書の箴言の5章「父の諭し( 六 )」を読んでいましたら、次のような一節にぶつかりました。
「よその女の唇は蜜を滴らせ
その口は油よりも滑らかだ。
だがやがて、苦よもぎよりも苦くなり
両刃の剣のように鋭くなる。
彼女の足は死へ下って行き
一歩一歩と、陰府( よみ )に達する。」( 3~5節 )
「あなたの道を彼女から遠ざけよ。
その門口に近寄るな。」( 8節 )
「あなたの水の源は祝福されよ。
若いときからの妻に喜びを抱け。
彼女は愛情深い雌鹿、優雅なかもしか。
いつまでもその乳房によって満ち足り
常にその愛に酔うがよい。
わが子よ
どうしてよその女に酔うことがあろう
異邦の女の胸を抱くことがあろう。」( 18~20節 )
父親が自分の子に、よその女に惑わされず、古女房で我慢しなさいと諭している訳です。これはこれで至極もっとも、異論はありません。
然し、言っているのが、700人から1000人ものお妃を抱えていたソロモン王となると、一寸どうかな、自分のことを棚に上げてよくもまあという気がしないでもありません。
本編へのコメントです。
(ミンキエッティさん)
偏屈さん
ゴモットモ!と言いたいです。が!
世のオヤジども、自分のことをさておいて息子にはソロモン王みたいなこと言ってしまうのよね。
私のことじゃないですよ。そんな甲斐性ある訳ないじゃん。
(偏屈老人)
ミンキエッティさん
二千数百年前のソロモンのお説教を聞くと、つくづく人間って変わらないんだなあと思います。