リオ・オリンピックもあと2日。1924年のパリ・オリンピックに関する映画「炎のランナー」について以前書いた駄文を再掲します。
DVDで、「炎のランナー」を再見しました。説明不要なくらい有名な、1981年度のアカデミー作品賞を獲った名作です。おバカな小生、DVDを2枚購入すると、希望するDVDをもう1枚送って貰えるというキャンペーンに早速応募、第一希望は、今から考えればつまらないB級スペクタクル映画でしたが、それではなく、第二希望の「炎のランナー」が、送られてきたという次第。物事には、偶然はない筈ですから、これもきっと意味あって、観せてくれたのでしょう。
大分以前に観たので、中味は、結構忘れていましたが、古さを感じさせない、再見に耐える感動的な作品でした。1924年のパリ・オリンピック大会で英国に金メダルを齎した二人の若者、一人は、ユダヤの血をひくことへの偏見に打ち勝つために走るケンブリッジの学生ハロルド、もう一人は、神のため、信仰のために走る、スコットランド出身の宣教師エリック、この二人が主人公の実話です。
特に、エリックは、日曜日の安息日には走らないという信仰上の理由で、エントリイしていた100米の予選を棄権、出場権を譲られて急遽出場した400米で、死力を尽くして、見事金メダルに輝き、神の祝福を証します。「神が私に速い足を与えてくれた。その神の為に走る」と言うエリック。第二次大戦末期、宣教に赴いていた中国で、エリックが亡くなった時、全スコットランドが喪に服したというのも宜(むべ)なるかなと感じました。
最近、近所の教会に通うようになり、以前よりも信仰について考えることが多くなったので、この映画の印象も以前とは変わったのかも知れません。観ておられない方には、是非ご覧頂きたい、お勧めの映画です。
本編へのコメントです。
(Edelstoffさん)
最近のオリンピックは、政治とお金とドーピングに染まって、スポーツもメダル獲得のみに関心が集まり、古きよき時代のオリンピックとは似ても似つかぬものに成り果てました。2020年の東京オリンピックが、1964年のものよりも質実共にレベルアップできることを願うのみです。
(偏屈老人)
Edelstoffさん
手始めに、金銀銅のメダルをやめ、入賞者全員に白銅のメダルを渡すようにしましょう。