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偏屈老人独言

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2017.06.04
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( 「心が震える感動する話」からシェアさせて頂きました。)


数年前、家族旅行の帰り道、大きな事故に遭遇しました。

その事故のせいで、私は2本の松葉杖なしには歩けなくなってしまったのです。

私よりましだったものの、父も松葉杖が必要な身体になってしまいました。

思春期には劣等感に悩まされ、死にたいと思ったこともありました。

そんな時、いつも父が慰めてくれました。

父も同じ痛みを知っているから、私の気持ちをちゃんとわかってくれていたのです。

父の愛に励まされ無事大学にも合格し入学式の日、父は私のことを誇りに思うと言って涙ぐみました。

そして、入学式を終えて会場からでてきたとき、目の前で、信じられないことが起きたのです・・。

小さな子がひとりで車道へ飛び出しました。

すると、父は松葉杖を投げ捨てて、全力でその子のもとへ駆け出したのです。

私は自分の目を疑いました・・。

父がその子を抱き抱えて戻ってくるではありませんか・・。

「お父さん!」

私は驚きのあまり大きな声を出しましたが、父は何ごともなかったかのように、松葉杖をついてさっさと歩いていきます。

「お母さん、お母さんも見たでしょう? お父さんが走ったのを!」

母は淡々と答えました。

「驚かないで、聞いてちょうだい。
 いつかはあなたにも分かってしまうと思っていたわ。
 お父さんはね、本当は松葉杖がいらないの。
 あのとき、お父さんは腕に怪我しただけだったの。
 それでも4年間、松葉杖を使ってきたのよ。
 同じ痛みを背負わなければ、あなたを慰めてあげらないと言ってね」

知らず知らずのうちに涙が溢れてきました

「泣かないで。
 お父さんはね、あなたを慰めてあげられる自分を誇りに思っていたのよ。
 さっきは、あの子が車にひかれそうになって、あなと同じ目に遭うんじゃないかと・・」

前を歩く父の後ろ姿を見ていると、涙がこぼれ落ちてきました。

つらいときは、いつもお父さんのふところで泣きました。

いつも声をあげて泣いていたのは私だったけれど、父は胸の中でもっと沢山の涙を流していたのかもしれません。

お父さん、お母さん、ありがとう・・。

コメント不要ですね。しみじみ、人の優しさを感じます。






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Last updated  2017.06.04 03:13:41
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