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カテゴリ:心が震える感動する話
( 「心が震える感動する話」からシェアさせて頂きました。)
その事故のせいで、私は2本の松葉杖なしには歩けなくなってしまったのです。 私よりましだったものの、父も松葉杖が必要な身体になってしまいました。 思春期には劣等感に悩まされ、死にたいと思ったこともありました。 そんな時、いつも父が慰めてくれました。 父も同じ痛みを知っているから、私の気持ちをちゃんとわかってくれていたのです。 父の愛に励まされ無事大学にも合格し入学式の日、父は私のことを誇りに思うと言って涙ぐみました。 そして、入学式を終えて会場からでてきたとき、目の前で、信じられないことが起きたのです・・。 小さな子がひとりで車道へ飛び出しました。 すると、父は松葉杖を投げ捨てて、全力でその子のもとへ駆け出したのです。 私は自分の目を疑いました・・。 父がその子を抱き抱えて戻ってくるではありませんか・・。 「お父さん!」 私は驚きのあまり大きな声を出しましたが、父は何ごともなかったかのように、松葉杖をついてさっさと歩いていきます。 「お母さん、お母さんも見たでしょう? お父さんが走ったのを!」 母は淡々と答えました。 「驚かないで、聞いてちょうだい。 知らず知らずのうちに涙が溢れてきました 「泣かないで。 前を歩く父の後ろ姿を見ていると、涙がこぼれ落ちてきました。 つらいときは、いつもお父さんのふところで泣きました。 いつも声をあげて泣いていたのは私だったけれど、父は胸の中でもっと沢山の涙を流していたのかもしれません。 お父さん、お母さん、ありがとう・・。 コメント不要ですね。しみじみ、人の優しさを感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.06.04 03:13:41
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