偏屈老人独言

佐川問題と言っても、佐川急便ではなく、佐川国税庁長官の問題です。

学校法人「森友学園」（大阪市）への国有地売却問題の国会答弁で、事実確認や記録の提出を拒み続け、「真相解明を阻んでいる」と批判を浴びた佐川前理財局長の国税庁長官への栄転に対して、世間では喧しく非難の声が上がっています。

佐川氏を弁護する心算は毛頭ありませんが、もし自分が佐川氏と同じ立場にいたら、政権を追い詰めるような答弁ができただろうかと考えてしまいます。
地位に汲々とし、勇気のまるでない愚生のことですから、多分佐川氏と同様に、自分の地位や立場を危うくするような行動はとらなかっただろうと思います。

この関連で思い出すのは、ヨハネによる福音書８章にある姦通した女に関するエピソードです。
「しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。『あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。』そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。」（７～９節）

自分のことを棚に上げ批判ばかりしている偏屈老人が、取りとめもなく感じたことですので、お読み捨て下さい。