カテゴリ:ヒストリカル
【ウォントン 上・下】ローズマリー ロジャーズ著/麻生 九美 訳
〈上〉 修道院学校に通う16歳の娘トリスタは、ものごころついたときから、実は義兄のフェルナンドにひかれていた。しかし、そんなトリスタの気持ちを見透かすように、多感な友人、マリー=クレアはかれと婚約してしまう。ふたりの挙式も間近になったある日のこと、伯母の家で、トリスタは突然フェルナンドに襲われる。トリスタの母に恋していたかれは、その恨みを義妹のトリスタではらそうというのだ。ウォントン―多情な女。母はそうだった。しかし、わたしは―激しい拒絶に、かれは引き下がるが、その様子を見つめるひとりの男がいた。 〈下〉 フランスで外科医となったトリスタは、カリフォルニアに向けて船上の人となった。それも女性客を嫌う船長の目をくらますために男装をして―。ある夜、男装をといて甲板に出たトリスタは、忘れられない人、ブレイズと再会する。思いを振り切るかのようにしたたかに酔い、自ら女性であることを明らかにしてしまったトリスタ。ブレイズはそんな彼女を責めながらも、トリスタは自分の妻だと船長に偽り、男装は浮気のあてつけだったとかばうのだった。その証しのために、ついにふたりは結婚式をする。それが悪夢の始まりだとも知らずに―。 あっ!コピアの簡単感想 ★★★☆☆ この作品は、サンリオモダンロマンスのヒストリカルで、ちょっと入手困難のようです。 かなり重苦しいストーリー展開だと思います。 ヒロインが性的に虐待を受けるなど、執拗に苦境に立たされすぎのように思うのです。 ロマンスですので、もう少しヒロインが幸福に感じるシーンがあっても良かったのではないかと思います。 でも、全体的なストーリーは面白いと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 15, 2005 06:59:28 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ヒストリカル] カテゴリの最新記事
|
|