【サタンの花嫁】アン ヘリス著
【サタンの花嫁】アン ヘリス著/ 愛甲 玲 訳サタンと呼ばれる男性を愛してしまうなんて…。厳格な清教徒の叔父に育てられたアネリスは、教えを忠実に守り、禁欲的な生活を送っていた。ある日、亡き父が彼女の後見人と決めた人物がいることがわかり、その人のもとでレディとしての教育を受けることになった。ロンドンに着き、目の前に現れた後見人を見て彼女は息をのんだ。彼は、わたしが村にいるころ顔見知りになり、あまりに美しい瞳に心を奪われた相手だ。まさか彼が後見人のセントジョン侯爵だったなんて。後見人の彼を、しかもサタンと呼ばれる国王派の彼を、愛していいわけがない…。 あっ!コピアの簡単感想 ★★★☆☆禁欲的な生活を送っていたにも関わらず、美しい外見と純真さと情熱を兼ね備えた奔放なヒロイン。そんな彼女を後見することとなったヒーローは、彼女に惹かれ愛するようになりながらもそうとは気付かずヒロインに振り回されてしまう。何とかヒーローの気を惹こうとするヒロインと、必死に後見人の役目を果たそうとするヒーロー。ヒーローがサタンと呼ばれる訳はいったいなんだろうと推理しながらも、二人のやり取りにいらだたしさを感じながら読み進めました。