カテゴリ:ヒストリカル
【愛のうず潮】パトリシア・マシューズ著/ 南条千鶴子訳
19世紀半ぱのアメリカ東海岸を舞台に繰り広げられる波瀾に満ちた娘の半生記である。サウスカロライナ沖のある島では、島民たちは近くを行き来する船を座礁させ、積荷を略奪して生計を立てていた。外界を知らずに育ったマリアンヌは、その美貌を見こまれて棟梁の息子ジュードに囲われていたが、ある朝、島に若い男が打ち上げられているのを発見した。若者は気品に満ち、乙女のように美しく、彼女は生まれてはじめて心のときめくのを感じた。よそ者をかくまえばどんなことになるか・……。フィリップというその若者をかくまったのもつかの間、ジュードに嗅ぎつけられてしまった二人は危機一発で島を脱出するが、幸せをつかみ取るまでには、まだまだ波瀾に満ちた長い道のりが待っているのだった……。 あっ!コピアの簡単感想 ★★★★☆ JMOヒストリカルロマンスです。 すさみきった島の暮らしの中で、懸命に生きるヒロイン。 初めは、みすぼらしくて言葉も汚く、教養もなければ躾けもなってない。 そんな彼女が、レディになっていく様はウキウキするものがありました。 でも、立派なレディとまではいかないのですが・・・・・。 ロマンスでは気丈な女性であるヒロインというのは多いようですね。 この作品でもその気丈さがポイントではないでしょうか。 ストーリーでは悪役があっけなくいなくなってしまった様な気がします。 もう少し追い回してスリリングな展開になって欲しかったかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 27, 2005 08:23:25 PM
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