2008/07/31(木)17:27
「禁断のパンダ」拓未 司
本を読んでこんなに後味の悪い思いをしたのは初めてです。
新聞の書評で、料理とミステリーというようなことが書いてあったので
どんな本かな~と読んでみたのですけれど。
まず、舞台は神戸。
ということで会話の部分は関西弁で書かれている。
意味がわからないということはないけれど、
やはりなじみがないせいか、どうもしっくりこない。
料理の話になると、すばらしい描写の連続で、
どんな香りでどん味なのか味わってみたい思わせてくれます。
が、それ以外のミステリーらしき部分については、
途中で予想ができてしまったりで、なんだかな~なのです。
この本については、評価が分かれているようですが、
正直 この人の書いたものは、もう読むことはないでしょう。
料理の描写がよかっただけにとても残念です。