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ウチの坊ちゃんへの教育ブログ

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ワタクシの実父は3年前に亡くなった。

享年80歳。まあまあ長生きできたと思う。

3年前の夏、元気のない父を病院に連れて行った。

検査の結果、肝臓に腫瘍が出来ていた。

ただ、医者は「肝臓ガン」でもなく「肝細胞ガン」でもないという。

ガンの種類が特定できないので合う薬もないので投薬も出来ない。

開腹手術も年齢やCTの結果から腫瘍が大きすぎるのでムリ、との診断を受けた。

要するにそのまま残りの人生を全うしてください、との事だった。

父には明かさなかった。

きっと、自分の体だし覚悟していたと思う。

ワタクシはわざわざ言われてショックを受けるよりも回復するという嘘の希望の光を

見ているほうがいいと思ったのだ。

そうして自宅に帰り、本人の希望で自宅介護に入った。

本当に色々な方に手厚く看てもらえたと思う。

半年後、眠るように逝った。

看護士さんが「神様は最後には楽に(天国に)来て貰えるように痛みを取って

くれるんですよ」と涙ながらに教えてくれたのを今でもよく覚えている。

最後の父が目を閉じたときにまだ、ヨチヨチ歩きの坊ちゃんが傍らに歩いてきた。

彼らは親友のように仲が良かった。

生前「坊ちゃんは凄い子になるからくれぐれも育て方を間違えないように」といった

言葉が残っている。

ワタクシは坊ちゃんに「坊ちゃん、じいちゃんは天国に行ったよ。

もう、おめめは開かないけど坊ちゃんとずっと一緒だよ」と言いました。

するといつもならベッドにあがって父の体に乗るのだが、じーっと顔を見てから

「じーちゃん、バイバイ。バイバーイ。もう痛くないね」とニコニコして手を振るのだ。

ああ、坊ちゃんだけが父の逝去を深く深く理解しているのだと思った。

大人は「(自分たちの為に)いた人が亡くなることは悲しい事」と思いがち。

それもまた当然の気持ち。

でも彼は父の痛みからの解放が喜ばしいと思ったのだ。

そう、つらかったのは父自身。日々の痛みと死んでしまうという恐怖に耐えきった

父を安心させたのは坊ちゃんの一言かもしれない。

 

 

今でも父の遺影を飾っているので坊ちゃんは顔を覚えている。

お菓子をもらうと一番にお供えにいくし、お墓参りもご無沙汰していると「行こう」と

言ってくれる。

坊ちゃんにこの心がいつまでも残りますように・・・。






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Last updated  2012.11.22 11:47:32
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