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2013.07.23
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カテゴリ:ニュース

 

 

 ホームレスの4~6割が精神疾患、夜回り通じ医療につなぐ

「東京プロジェクト」森川すいめい代表に聞く

 

 厚生労働省の調査によると、2012年1月現在の

ホームレス数は9,576人(前年比マイナス1,314人)で、

1999年の調査開始以来、初めて1万人を下回った。

一方で、同省の委託事業としてNPO法人

「ホームレス支援全国ネットワーク」(福岡県)の調査では

一時的なホームレスが年間4万人と推計され、

依然として路上生活を送る人が多いのが実情だ。

 

こうした中、陽和病院(東京都)精神科の

森川すいめい医師らがわが国で初めて実施した調査で、

東京・池袋駅周辺のホームレスで

精神疾患を抱えている割合が2008年で62.5%、

2009年で41.0%と高いことが分かり、

精神医療的支援の必要性が浮き彫りになった。

 

夜回りや炊き出しを通じてホームレスの医療・生活支援を行う

「東京プロジェクト」の代表でもある森川氏に、

アウトリーチ(奉仕活動)の実際や精神科医としての役割、

同プロジェクトの最終目標などを聞いた(関連記事)。



[PR]医学データにもとづく認知症を予防する生活習慣 

 

高齢化で認知症ホームレスも増加

 

--精神疾患を抱えているホームレスが多いそうですが。

 医学生の頃からホームレスの支援活動に携わり、

2003年にホームレスの支援活動団体

「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げてからも、

ずっと活動を続けてきました。

こうした経験を通して、

ホームレスに精神疾患が多いことは実感していたし、

1996~2007年に出版された海外の研究では、

統合失調症をはじめとする精神病性障害は2~42%、

うつ病は0~41%、アルコール依存症は9~58%と、

いずれも高率であることが示されてきました。

 しかし、わが国ではこうした実態が明らかにされてきませんでした。

そこで、2008年12月~09年1月に、

われわれが支援活動を行っているJR池袋駅から

半径1キロ圏内での路上生活者を対象に、

精神疾患の有病率を調べたんです。

(「日本公衆衛生雑誌」2011; 58: 331-339)。

 

 2009年末にも同様の調査を行ったところ、

対象者168人のうち34%が知能指数(IQ)70以下で、

知的機能障害のあることが推測されました。

 

さらに、未集計ではあるものの、

自閉性障害やアスペルガー障害などの

広汎性発達障害が多いことも分かったんです。

 

これらに加え、高齢社会の進行に伴い、

認知症のホームレスも多く見られるようになりました。

大半のホームレスは、こうした精神疾患などを複数抱えています。

今後、他の地域でも同様の調査を行い、

わが国全体のホームレスの

精神疾患有病率を明らかにする必要があるでしょう。

 

高い生活保護受給のハードル

 

 つまり、精神疾患を抱える人のうち、未診断のままで、

何かしらの支援を受けていない場合は貧困状態に陥りやすく、

やがてホームレスになる可能性が高いのです。

 生活保護を受けるにしても、

受給を申請するには言語コミュニケーション能力が求められるため、

精神疾患の診断が付いていない人で、

周囲にサポートをしてくれる人がいない場合、

受給申請のハードルはかなり高い。

また、認知症の場合では、単身・独居であると、

徘徊して家に帰れなくなり、

ホームレス化する人も少なからずいます。

 

 夜回り中の何気ない会話から心身の状態を探る

 --東京プロジェクトではどんな活動を?

 

2003年に設立した「TENOHASI」や、

2008年から認定NPO法人「世界の医療団」などと

共同で行っている「東京プロジェクト」を通して、

JR池袋駅周辺での夜回りを毎週1回と、

近隣の公園での炊き出し・医療・福祉相談を毎月2回行っています。

 

 「アウトリーチは"火消し"にすぎない」

 

--アウトリーチ活動での医師としての役割は?

 

 精神科医としての私の役割は、まず、

目の前にいるホームレス状態の人が

どういう精神的な障害を持っているのか、

それによってどんな困難を抱えているのかを定義すること。

その上で、例えば、発達障害で音に敏感なので

個室に入れるよう紹介状に記入するなど、

本人の要望を取り入れて方向性を判断します。

 

 診療報酬得られる訪問看護ステーションも設立

 

--受診につなげる実際のルートは?

 

 受診については、本人の同意が得られれば

「東京プロジェクト」で借り上げているワンルームマンション

(緊急シェルター)で風呂に入り、

こちらで用意した新しい衣服に着替え、

スタッフとともに生活保護の申請をして、

ボランティア医師が書いた紹介状を持って

精神科病院に行くというルートが、

この10年ほどの活動で確立できています。

したがって、病院側も、ホームレスだからといって

診療報酬が請求できないということもありません。

 

 また、今年2月に訪問看護ステーション「KAZOC(かぞっく)」を立ち上げました。

現在、ホームレスを脱して

地域で生活する66人をフォローしているところです。

 

精神疾患などを持っている人が特別視されることなく、

地域社会で自由に安心して

生きられるようになるためのモデルケースを作ることが、

「東京プロジェクト」の最終目標です。[健康百科]

 

貴重な資料ですが、字数制限があり、抜粋しています。

リンク先からご覧ください。

 

 

 

 

 

 

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Last updated  2013.07.25 06:52:34
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