レア マカロニ4作品
このところ、これといった海外DVDが発売されていないので、未見で入手できていなかった作品をあちこちで探し回っていました。純粋なスペインやフランス、ドイツ製の作品を除いた、マカロニ(ゾロもの含む)のコレクションがようやく500作品に到達しました。私が知る限り、まだ30作品程度は、未見・未入手なのですが、最近入手したレアな作品(私、Alleluja基準)を紹介します。"I tre implacabili" (情無用の三人)1963年 イタリア・スペイン監督:ホアキン・ルイス・ロメロ・マルチェント出演:ジェフリー・ホーン、ロバート・ハンダー、フェルナンド・サンチョ、マッシモ・カロッチ、ポール・ピアジェ音楽:マニュエル・パラダいかにも初期マカロニ(正確にはマカロニ紀元前)のアメリカ製西部劇の影響を受けている感があり、特に主題歌が非常に牧歌的です。フェルナンド・サンチョが"情無用の三人"の内の一人の善玉になっているのと、さすがマルチェント監督の手による、身ごもった妻を殺された男の復讐劇という哀愁の作品となっています。"...e vennero in quattro per uccidere Sartana!" (サルタナを殺しに来た4人)1969年 イタリア監督:デモフィロ・フィダーニ出演:ジェフ・キャメロン、フランコ・リッチ、デニス・コルト、セウソ・ファリア音楽:イタロ・フィスケッティ フィダーニ作品も初期の頃はそれなりにストーリーがあって楽しめるのですが、誘拐された富豪の娘(ご存知、フィダーニ監督の娘 シモーヌ・ブロンデル)の奪還のために雇われたサルタナ(ジェフ・キャメロン)に差し向けられる4人の殺し屋がしょぼすぎるのが残念。 "...e alla fine lo chiamarono Jerusalem l'implacabile" (そして、終わりに、彼らは情無用のエルサレムと呼んだ)1972年 イタリア監督:アントニオ・セッキ出演:スコット・ホールデン、ディック・パーマー、キーナン・ウィン、デリア・ボッカルド音楽:フランコ・ミカリッツィかのウィリアム・ホールデンの息子 スコットがフライパンを得意の武器とする、ジェシー(エルサレム)を演じる作品で、そのせいで「フライパン38口径」という別タイトルが付けられていたりします。右の画像は魔性の女 コニーを演じるデリア・ボッカルド。 "Tutti fratelli nel west... per parte di padre" (司祭を支える西部のすべての信者)1972年 イタリア・ドイツ・スペイン監督:セルジオ・グリエコ出演:アントニオ・サバト、フェルナンド・サンチョ、ライオネル・スタンダー、マリサ・メル、ペーター・カルステン音楽:リズ・オルトラーニ 金鉱の場所を示す地図の彫られた金塊の5分の1を持つジーポ(アントニオ・サバト)が、娼婦ミス・ダイナマイトこと、ルル(マリサ・メル)と一緒に残りの金塊を探すという、典型的な70年代のマカロニ・コメディ。以上、何とか手に入れることができた作品もいくつかありますが、作品自体が本当に存在したのかがはっきりしない作品もいくつかあるので、あくなく探索の日々を続けます。