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カテゴリ:アラビア書道
2月17日、アラブ イスラーム学院でアラビア語オリンピックが開催されました。オリンピックは、タイピング、書道、スピーチの3部門に分かれて争います。
アラビア書道部門には17名が参加しました。今年のお題は「『コーラン 純正章』の全文をナスヒー書体、ルクア書体、ディーワーニ書体、ペルシア書体のいずれかで書く」です。 書く時間は11:00~12:00の一時間です。もちろんお手本を見ることはできません。一番気をつけることは、単語を間違えたり、点が抜けたりしないようにすることです。これらの間違いは、選外になります。 書道競技を行う場所はいつもお稽古を行っている会議室ですが、公開ですので一般の方が後ろからのぞき込んだり、撮影用の大きなカメラが入ったりするため、少し集中しにくいかも知れません。ほぼ1時間シーンとした会場では筆とアート紙のこすれる音が時々する以外は静かです。 一人でいくつの書体を書いても構わないので、最終的には21点が提出されました。内訳はディーワーニ書体が7点、ナスヒー書体が6点、ルクアが6点、ペルシアが2点でした。 審査は12:00から本田先生、ジャマール先生(アラブ イスラーム学院)及び当方の3人が行いました。審査員が書体別に一位,二位,三位の札を入れて行きます。そして合計点数の高い作品順に、第一席、第2席、第3席と決めました。最後に21点の中で、総合順位として、金賞、銀賞、銅賞を決定しました。 今回は特に、ルクア書体とディーワーニ書体で接戦となりましたが、最終的に3人の審査員ともそれほど大きなばらつきはなく順当な順位付けとなったと思います。 結果及び全員の作品が学院の玄関に張り出されています。そして、1月24日に入賞者の表彰式が行われます。今年で4回目になりますが、段々とレベルが上がって来ています。 アラビア語オリンピック書道競技風景 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.17 23:37:31
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