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カテゴリ:アラビア書道
今日は新宿でのお稽古がありましたので、早速、先週開催した「砂漠の薔薇2008」展でデジカメで撮った作品をいくつか解説しながらお見せしました。
特にマレーシアに持って行き展示する予定の12作品のほかに印象的なものを10点ほどを選び、一つ一つずつ説明しました。 またここ新宿から出品された方のエピソードや苦労したところはどこかなども直接お聞きすることができました。 今日から初めて入会された方もいらっしゃってあれこれ言いながら鑑賞しました。 一般にこれだけ多くの作品を一堂に見ることはないので大いに刺激になるという意見がいくつか出ました(このテンションが2年続けば良いのですが(^^;))。 今から準備すれば2年後にはかなりの作品ができますよと皆さんに(と同時に自分にも)ハッパを掛けました。本当に私自身も作品展を行うたびに、色々刺激になります。 改めて見ると、皆さんの“仕掛け”がいろいろ面白いのが分かります。 本場のアラビア書道ではこれだけ多くのバラエティに富んだ作品はなく、かなり画一的です。美しいという作品はあっても、面白いという作品はそれほどお目にかかりません。 勿論、現代アート風な作品も多くありますが、それは余りにもぶっ飛んでいて、アラビア文字自身をデフォルメしたりしていたり、抽象的になっていたり、メッセージ性の強いものになっていたりしており、もはやアラビア書道のジャンルを超えているように思えます。現代アートとしては価値があるのかも知れませんが、見ている方にとってはちょっと理解に苦しみます。 一方、我々の作品は、文字に関しては伝統的なアラビア書道を踏襲しているものの、それ以外の部分については、自由奔放に工夫しています。もちろんこれは本田孝一先生の影響ですが、ちょっと大胆な表現をすれば、新しいジャンルをアラビア書道に築こうとしているのかもしれません。アラビア書道ではなく、“アラビア・ショドー”と言った方がよいかもしれません(余り良い文言ではないかも?)。 この“アラビア・ショドー”は今後、どのように発展して行くか大変興味があるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.28 09:38:18
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