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カテゴリ:サウジアラビア
クラブツーリズムのお稽古に行くと、隣の教室でサウジアラビア報告会というものをやっていました。気になったので、お稽古後にちょっと覗いてきました。どんな人が対象の集まりなのか分かりませんが会場ぎっしりの多くの方が集まっていました。
サウジジアラビアの観光について、パワーポイントを見せながらお二人が説明しています。マダインサーレ、ヒジャーズ鉄道跡、ジェッダ旧市街の写真が紹介されました。その後、在日サウジアラビア大使館の方が話されました。 ○ サウジは新エネルギーへの模索。ソーラー、水を利用したエネルギー開発を目指しているが、日本の技術に期待。 ○ キリンはサウジアラビアへのノンアルコールビール輸出はコストがかかるので撤退(運賃が高い。今後、サウジ国内生産になれば検討) ○ 人口の80%が若年層。30数校の大学があり、海外に10万人の留学生を派遣。サウジでの起業を期待している。 ○ 国立大学の学生数の65%は女性 ○ サウジの人口は2,300万人。うち600万人が外国人。 ○ エビ、チューリップやバラを輸出。バラは香水用に。 ○ アラビア語起源の外国語。カメラ(アラビア語のカマラ<暗い部屋>から)、台風(アラビア語のタワーフ<メッカ巡礼の際、カアバ神殿のまわりを回ること>から)。 ○ 1996年10月に日本から世界初めての観光ツアーを出す。 ○ メッカに超高層ビル595メートルを建設中。ビッグベンより大きい、世界最大の時計を設置する予定。 キリンのノンアルコールビアが飲めないのはサウジ在住の邦人の方は残念ですが、確かに赤道を超えてビールを運んでくるのはコストが合わないかも。空のタンカーの底にでも入れてくればだいぶ安くつくとは思うのですが。まあ、サウジにはそれ以外に多くのプランドがあるので問題ありませんが。 サウジ人口のうち外国人が三割弱とは意外に少ない気がします。正式に就労ビザを取って働いている外国人だけの人数だと思いますが、感覚的にはもっと多い感じです。女性がほとんど出歩かないので、余計に外国人の方が目に付くのかも知れません。 アラビア語起源の外国語は他にいろいろ書かれていましたが、カメラと台風は知りませんでした。カメラの語源といわれているqamaraというアラビア語の意味は”船室”という意味であまりピンと来ません。台風の語源Tawwaafはメッカ巡礼の儀式の一つにカアバ神殿の周りを一斉に7回回る必要があります。その様子を上から見ると台風の渦のように見えることから来ているとのこと。確かに、メッカの写真を撮ることを許されている野町氏の写真を見ると渦のように見えます。 会場の雰囲気は旅行説明会というより、サウジへの投資説明会的な様相でビジネスマン風の方の方も結構目に付きました。 日本の投資も中国、東南アジアからインドあたりまでやってきましたので、そろそろサウジもということになるのでしょうが、同じアジアでも人口の少なさ、商習慣の違い、宗教の理解などを考えると、さて何を持ってくればよいのか難しいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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