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アラビア書道とその周辺

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2013.05.08
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カテゴリ:アラビア書道
2月28日締め切りのIRCICA(トルコ・イスタンブール)開催の第9回アラビア書道教書大会の結果が出ました。

残念ながら今回は日本人の入賞者はいませんでした。

今回の応募には39ヶ国から672人が参加し、900点の応募があったとありました。

入賞者77名の国籍別の入賞者数をまとめてみますと以下の通りになりました。

今回はエジプトが最高入賞者数13人になり、次いでシリアの12人、トルコ9人、イラン8人、イラク7人と続き、書道レベルの高い国が続きましたが、今回はエジプト勢の活躍が目立ちます。
イスラム圏以外の国ではスペインと中国からそれぞれ1名ずつ入賞しています。

その他の国としてはパキスタン4名、インドネシア3名、バングラデシュ2名のアラブ圏以外のアジアからの入賞者が健闘しています。

書体別に見ますと、最難関のスルスはジャリー・スルスとスルスの両方でトルコとエジプトが5人ずつ入賞しており、相変わらずレベルの高さが確認できました。また、上位3名の内訳を見ると、ジャリー・スルスはトルコ2人、スルスにはエジプト2人と分け合っています。

スルス同様高額賞金であるナスヒーは、パレスチナ、シリア、アルジェリアが上位を占めましたが、シリア2人、アルジェリア2人、イラク2人で分けています。

ナスタリークはイランが独占しているのは納得のいくところですが、ジャリー・タリークは今回は一席と二席に該当者がなく3席1名と奨励賞2名のみとなっています。

日本人が多く応募したディーワーニの入賞者はシリアが5人、エジプトが2名でした。相変わらずこの分野ではシリアが強いです。

一方ジャリー・ディワーニはトルコが2人入っている以外はバラバラでした。

また、同様に日本人の応募が多かったリカー(ルクア)はエジプト3人、シリア2人の他は、パレスチナ、インドネシア、ナイジェリアと分け合っています。

いつもモロッコとチュニジアが独占するマグレビーは、第1席と第2席にインドネシアが入るという波乱がおきています。更に中国も入賞しています。モロッコ、チュニジアも3名が入賞しており、一応格好はついていますが、今まで少し穴気味であったマグレビーにも参加者が増えてきているのが分かります。ただ、インドネシアと中国の方はエジプト在住のようです。

クーフイーの入賞者はバラバラですがバングラデシュから奨励賞に2名入っているのが特徴でした。

入賞者の名前などの詳細はIRCICAのホームページ http://ircica.org/ をご覧下さい(画面の左の方に出ていますが、画面が動いているのでしばらく待ってIRCICAの結果の画面が出てからクリックしてください)。

最終結果(入賞者の多い順)

エジプト   13
シリア    12
トルコ     9
イラン     8
イラク     7
パキスタン   4
モロッコ    4
インドネシア  3
アルジェリア  3
パレスチナ   2
バングラデシュ 2
スペイン    1
オマーン    1
クウェート   1
ヨルダン    1
レバノン    1
リビア     1
ナイジェリア  1
チュニジア   1
スペイン    1
中国      1









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最終更新日  2013.05.08 23:07:18
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