【東東京高校野球2017】4度目の正直、東海大菅生が「空気を読まずに」優勝を決める!~早実さん、日大三高さんばかり注目されましたけれど・・・
西東京大会の決勝戦。早稲田実の最後の打者を中飛に打ち取り、東海大菅生が優勝を決めました。3年前から毎年決勝戦に進出するも、14年は日大鶴ヶ丘、15年は早実、16年は八王子に敗れて優勝を果たせなかった東海大菅生。今年は早実の清宮フィーバーに圧されることもなく、3度目の正直、いえ4度目の正直で優勝を決めました。優勝決定後の勝利インタビュー、東海大菅生・若林弘泰監督のコメント。「3年連続で決勝戦で負けてましたし、2年前も同じような状況だったのに大逆転で早実さんに負けたことがあるので、今日もゲームセットまでどうなるか分かりませんでした。6回に2点差に迫られた時は2年前のことが蘇りましたが、松本(投手)が抑えてくれたので、流れはこちらにあるな!と思いました。(中略)この大会は2強2強と云われて早実さんと日大三高さんばかりが騒がれていましたが、自分たちがこの2強を倒して優勝したので、西東京の代表として堂々と甲子園で日本一を狙ってきたいと思います」。またNHK実況アナは、試合前に若林監督が「空気を読まないように頑張りたい」とコメントしたことを伝えていました。若林監督のコメントには、早実偏重の報道への痛烈な皮肉が込められていますね。今風の表現なら「偏向した報道に高校野球のありかたが歪められた」とでも言いましょうか(笑)。若林監督は早実や日大三高に勝利しただけでなく、見えない空気を成敗しての勝利。さぞ痛快だったでしょう。