2009/04/03(金)19:44
菊池雄星、テンポが速い理由
昨日行われた決勝戦は、長崎清峰高が花巻東高を降し、甲子園初優勝を
飾った。
(決勝)
清峰 000 000 100 =1
花巻 000 000 000 =0
(清)今村、(花)菊池
花巻東高にも同点、逆転のチャンスはあった。それは1点を追う8回の攻撃。
一死一・二塁の絶好のチャンスだったが、二塁走者のみが盗塁を狙って憤死
した。 いくら足を使った攻撃が特色のチームとはいえ、ちょいと「雑」に
見えたプレーだった。
単独スチールにも見えたこの走塁。でも花巻東高・佐々木洋監督は試合後、
こう話していた。「三盗は私のサイン。後悔はしていない」
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花巻東高・菊池雄星の今大会の成績。
5試合4勝1敗、40回、被安打25、奪三振41、与四死球11、自責点3、
防御率0.80。
菊池の特徴は速球(最速152km)やキレのあるスライダーのほかに
すぐに投球動作に入る「速いテンポ」にある。そのテンポの速さを裏付ける
データを今日付けのスポニチが解説している。(以下、要約)。
菊池がロジンバッグに触れる回数が極端に少なく、決勝戦は34回しかなかった。
計124球を投げているから、約4球に1回の割合になる。ということは、打者が
打席に入っている最中はほとんど使わなかったという計算になる。一般的には
2球に1回使用すると言われているから、捕手からボールを受け取った後、すぐ
に投球フォームに入ることが可能となる。
一方、長崎清峰高・今村猛の今大会の成績。
5試合5勝0敗、44回、被安打32、奪三振47、与四死球15、自責点1、
防御率0.20。
センバツで決勝を含め3完封したのは98年春の横浜高・松坂大輔(現・レッド
ソックス)以来らしい。ちなみにこの大会の松坂の成績は下記のとおりで、今村の
数字は松坂を上回った。
(松坂、98年春の成績)5試合、45回、奪三振43、失点4。
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今秋のドラフトは「不作」と言われており、菊池と今村を軸に上位指名が行われ
そうだ。
※上記の佐々木監督のコメントおよび数字データは「スポニチ」から引用した。
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