2017/08/08(火)22:10
【甲子園2017夏】送りバントした次の打席は期待がもてる~NHK解説・廣瀬寛さんの名言
いよいよ夏の甲子園が始まりました。今日(8月8日)第三試合の津田学園ー藤枝明誠は劇的なサヨナラゲームでした。スコア6-6で迎えた延長11回裏、攻める津田学園は二死一・二塁のチャンスに打者は2番・宮木滉生(2年)。
この時、NHK解説の廣瀬寛さんは、とても興味深いことを話しました。
「前の打席で宮木は犠打(送りバント)をしているんですよ。犠打をしたバッターの次の打席というのは比較的目が良くついていて、ヒットがうまく出るケースが多いんですよね」
廣瀬さんがそう言った直後、狙いすましたように宮木がフルスイングすると、打球はセンターの頭上を越えてサヨナラ打になりました。以前から思うのですが、廣瀬さんは語り口こそ地味なんですが、内容はキラッと光ることが多いですね。しかもコメントをはさむタイミングも絶妙です。これからも廣瀬さんの解説が楽しみです。
さて、廣瀬寛さんってどんな人? 経歴は岐阜高ー立教大ー元トヨタ自動車監督。現在はトヨタ自動車野球部の部長。立教大時代は捕手。当時の記録を見つけることはできませんでしたが、立教のの同世代に野口裕美投手がいたので、2人はバッテリーを組んでいたかもしれません。ちなみに当時、東京六大学リーグのベストナイン(捕手)は法政大・木戸克彦さん(現・阪神球団本部付)でした。
写真:NHK