2007/07/12(木)22:30
。。。(;_;)
昨夜、93歳の伯母が亡くなりました。伯母は、早くに主人を病気で亡くし、子供も居なかったので、両親と弟の住む実家に帰ってきました。だから、私達は生まれた時から、ずっと伯母と一緒でした。祖父母、伯母、両親、3姉弟、従兄弟、お店のお兄ちゃん達。子供の頃のうちは、11人の大家族でした。そんな中で伯母は、元祖“おきまはん”でした。“おきまはん”。。。気ままな人ってコトです。とにかくマイペースで、ワガママで、意地悪な人でした特に、どうも私とは気が合わなくて、姉や弟のした気に入らないことも、いつも私のせいにして、無理やり謝らされました。子供の頃は、ハッキリ言って、そんな伯母が嫌いに思うことも多かったです。 でもね、伯母はお洒落だったんですよ流行りに敏感な、いわゆるMOGA(モダンガール)だったそうです。洋画が好きで、亡くなったご主人の写真を胸に、よく“2人で”映画を観に行ったそうです。ほんとは、寂しかったでしょうね『阪妻』から始まって、『田村高弘』さん、そして『田村正和』さんの大ファンでした。80歳になっても、まだ正和さんのファンクラブ会員で、大阪だけでなく、東京の舞台まで、オッカケしてました。数年前、ほとんど耳も聞こえず、杖を持っても、真っ直ぐ歩けないぐらいなのに、大阪の松竹座の舞台に行きました。ひと公演の間に何日も。もちろん一人じゃ無理なので、母や、私も1度付き添いました。中に入ると、伯母はずんずん前へ行きます。えぇ~と思いながら、付いて行くと、ものすごい前列で、花道のすぐ横ちょうど、舞台から、花道に出たとき、立ち止まって台詞を決めるその一番イイ場所でした。伯母のおかげで、スモークも花吹雪も、正和さんと一緒に体験できました。私にとっては、初めてのナマの舞台。途中、伯母のことも忘れて、感動してしまいました正和さんと、デパートが大好きだった伯母。お婆さんになっても、入れ歯をはずした顔を、絶対見せなかった見栄っぱりな伯母。なんだかんだイケズしたくせに、私の二十歳の誕生日には、指輪を買ってくれたね。入院してからは、病院が遠いこともあり、お見舞いにも行けなくて、ごめんね。明日のお通夜と告別式も、電車に乗って、会いに行くからね。天国に、早~くから行ってる最愛の旦那さんと、弟である私の父とも、これでやっと会えるね。正和さんの舞台、楽しかったよ。 おばちゃん、ありがとう