深い闇の底
昨日、近所に住んでいる妹の娘が自らの生涯の幕を下ろした。22歳だった。原因は失恋らしい。今夜がお通夜だが、それまでは仕事しなければならない。親より先に死ぬ事が一番の親不孝だ。一分、一秒でも親より長生きしろと子供の頃から母が言っていた。母から見れば孫を失ったのだ。一家親戚一同が悲しみの底なし沼に沈んでいく。とぼけた所はあったが真面目な子だった。頑張って県内では上位の大学に受かった。頑張りやだったのだ。妹夫婦の悲しみは深い。重たい現実押しつぶれる。それでも残された者は生きて行かなければならない。何が欠けているか?魂の教育ではないか。(先に断っておくが、どこの信者でもない)近所の焼き鳥屋に霊感が強く霊の見える女将さんがいる。前世では力のある霊媒師だったらしい。信じる信じないは勝手だ。自殺や事故で自分が死んだと自覚できない魂は現場へ霊として残り(年数は不明、事故死の場合自分の死を自覚するとあの世へ行く)、魂はあの世へ行けない。(あの世がどんなものかは分からないが)だから、自殺をしてはならない。あの世へ行かず一人ぼっちで霊としてこの世に永遠に残るかもしれない。そして、あの世へ行けなければ来世はない。肉体は滅んでも魂は永遠に行き続けるのではないかと思う。殺人等を犯すと生きていても魂は消滅する。だから重大な犯罪を犯してはならない。苦難の道でも生きて自分の寿命を全うする事に、人間が生きていく意義があるのではないだろうか。だから寿命を全うしてあの世へ行かなければならない。それと親孝行の教育がいつの間にか消滅した。その事によって自分が死んだらどれだけ親が悲しむかを考えられなくなっている。親が心配するからと思う気持ちが何かとブレーキにの役目をするはず事がある。一人の人間が死ぬ事によってどれほどの老若男女の人間が悲しみのどん底に落とされ、一生消えない傷を負って泥沼の中を歩き続けなければならないか。自分の事だけを考えて死んではならない。残された人間がどれだけ重たい物を背負わされて生きて行かなければならないか。もしかしたら残された人間に行きながら地獄の苦しみを与えたのかもしれない。だから自殺は罪だ。安易に死んではならない。君はファミリーの一員だったんだよ。そして22歳のままで・・・さようなら。合掌